【東日本実業団相撲選手権】無差別級は日大職員の木崎雄也が初優勝!団体戦はアイシンが9年ぶりV
スポニチアネックス / 2024年7月8日 8時17分
第62回東日本実業団相撲選手権大会が7日、埼玉県上尾市の県立武道館で行われた。個人戦は昨年までは3階級(90キロ未満、110キロ未満、無差別)だったが、今年から世界選手権の階級区分と同じ4階級(85キロ未満、100キロ未満、115キロ未満、無差別)に変更。また、今年から団体戦に出場しないチームの個人出場が認められたため例年より多くの選手が参加した。
軽量級(85キロ未満)は、高知・宿毛高―日体大出身の奥谷英宗(26=練馬石泉相撲クラブ)が初出場で優勝。動きの速さと切れ味鋭い投げで勝ち上がり、準々決勝では昨年覇者の廣瀬達貴(24=豊田自動織機)を、決勝では岩手・平舘高出身の伊藤憂(19=三研ソイル)をそれぞれ破った。奥谷は日体大2年時に100キロ級で日本一に輝いた実績を持ち、社会人4年目の現在は東京・練馬石泉相撲クラブでコーチを務めている。世界選手権で活躍する日体大の後輩らに刺激を受け「世界を目指そうと思って」と、今後の代表選考につながる今大会への出場を決意し、見事に優勝を果たした。
中量級(100キロ未満)は、静岡・飛龍高―日体大出身の岡田晃周(23=新潟県教員)が優勝。決勝では、115キロ級世界一の実績を持つ日体大の大先輩・伊東良(38=日体大職員)を破った。高知県土佐清水市出身の岡田は昨年度の日体大相撲部主将で、現在は新潟・海洋高相撲部でコーチを務めている。軽量級の奥谷に続き、日体大OBが2階級を制した。
軽重量級(115キロ未満)は、高知農業高―東農大出身の楮佐古明輝(30=TOPPAN)が優勝。大学4年時に全国選抜大学実業団刈谷大会優勝、2016年の当大会無差別級準優勝の実績を持っており、この階級では初優勝となった。
無差別級は、鳥取城北高―日大出身の木崎雄也(27=日大職員)が初優勝。中に入ってからの攻めのうまさが光り、準々決勝で元幕下・貴斗志の小笠原将吏(34=小笠原組)を、準決勝で日大の先輩の小山内力樹(29=日本通運)を破った。決勝の相手は、駒澤大出身で10年前の全国学生選手権8強の実績を持つ斎藤健(31=東邦銀行)。得意の左を差して中に入った木崎が、相手の右上手投げをこらえて後ろについて送り出した。昨年優勝の中島望(28=日大職員)は1回戦で行徳康祐(21=文京クラブ)に、昨年準優勝の古川晴貴(28=日本通運)は1回戦で薄勇樹(35=福島県教職員)にそれぞれ敗れた。
木崎は大学4年時の全国大学選抜宇佐大会準優勝がこれまでの最高実績。自身初のタイトル獲得に「勝って終わるのでうれしいですね」と笑顔を見せた。伯父は日大相撲部の木崎孝之助監督で、幕内・美ノ海(31=木瀬部屋)と元十両・木崎海(木崎伸之助)は従兄弟にあたるという相撲一族。現在は日大職員として働き、学生を指導しながら稽古に励んでいる。「大学生の示しになれるように、恥ずかしい相撲を取らないように」と見事に優勝を果たした。
団体戦は、アイシンが9年ぶり9度目の優勝を果たした。2連覇中の日大職員と決勝で対戦。先鋒・中嶋亮介(28)が榎波将史(26)に敗れたが、中堅・藤澤詩音(24)と大将・北野泰聖(23)の近大OB2人がそれぞれ勝ってチームを久々の優勝に導いた。
▽軽量級(85キロ未満)
優勝 奥谷英宗(26=練馬石泉相撲クラブ)
2位 伊藤憂(19=三研ソイル)
3位 柿谷圭司(36=老後を幸せにする会)
3位 志賀裕人(27=あぶくま信用金庫)
▽中量級(100キロ未満)
優勝 岡田晃周(23=新潟県教員)
2位 伊東良(38=日体大職員)
3位 遠藤翔太(27=三研ソイル)
3位 鳥海真太郎(31=文京クラブ)
▽軽重量級(115キロ未満)
優勝 楮佐古明輝(30=TOPPAN)
2位 志賀秀登(26=福島県教職員)
3位 岡本登光(43=IHI)
3位 上川力(22=三研ソイル)
▽無差別級
優勝 木崎雄也(27=日大職員)
2位 斎藤健(31=東邦銀行)
3位 小山内力樹(29=日本通運)
3位 内山翔太(30=日本通運)
▽団体戦 1部
優勝 アイシン
2位 日大職員
3位 クリエイト
3位 三研ソイル
▽団体戦 2部
優勝 福島県教職員
2位 トヨタ自動車
3位 栃木県教職員
3位 文京クラブ
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