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【高校野球】「京都の大谷」初戦で涙 エースが177球熱投、打線はバスター戦法「夢を追いかけられた」

スポニチアネックス / 2024年7月8日 12時16分

<第106回全国高校野球選手権京都大会 大谷・城南菱創>先発し力投した大谷・八田(撮影・中辻 颯太)

 ◇第106回全国高校野球京都大会2回戦 大谷4―6城南菱創(2024年7月8日 太陽が丘)

 大谷は、城南菱創との2回戦に延長10回タイブレークの末に4―6で初戦敗退となった。

 先発右腕の八田楓雅(3年)は、10回を投げ抜いて10奪三振で6失点(自責4)。初回に2失点するも、2回からは5イニング連続無失点と修正するなど球数177球を投げ抜いた。

 タイブレークに入った同点の延長10回に3点を失うも力の全てを出し切り、「自分の120%の力を出せたと思います。3年生でもベンチに入れない選手が多くいた。その選手たちがたくさんサポートしてくれたので自分が勝たせてあげたかったです」と涙を流した。

 打線は2ストライクに追い込まれるとバスター打法に切り替えて食らいつくなど、6安打で4得点を奪った。

 八田は「最初はチームにまとまりがなくて、大丈夫なのかな…と思いました」と振り返る。選手全員で「甲子園に行く」との目標を共有して練習に励むうちに強固な団結力が生まれた。

 試合後は多くの選手が涙を流し、抱き合いながら感謝を伝え合った。八田は「甲子園という目指す場所はみんな一緒だった。そこに向かって自分たちの夢を追いかけることができました。ありがとうと感謝を伝えたいです」と仲間への感謝とともに高校野球を終えた。

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