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【新弟子検査】昨年国体優勝の川渕一意は体重195キロ 日大時代は220キロ超「また大きくしていく」

スポニチアネックス / 2024年7月8日 14時43分

新弟子検査を受検した日大出身の川渕一意(撮影・前川 晋作)

 大相撲名古屋場所(14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の新弟子検査が8日、名古屋市内で行われ、受検した4人全員が身長1メートル67、体重67キロ以上の体格基準をクリアした。内臓検査の結果に問題がなければ名古屋場所初日に合格が発表される。

 昨年の国体で優勝し、幕下最下位格付け出し資格を有する日大出身の川渕一意(22=木瀬部屋)は「やっとプロの世界に入ったなと実感が湧きました」と力士への第一歩を踏み出した。金沢学院高(現・金沢学院大附属高)時代に世界ジュニア選手権重量級優勝など5冠、日大時代に国体優勝など6冠の実績を持つ。たくさんの部屋から誘いはあったが、悩んだ末に「日大出身の先輩方も多いので、その人たちに教わりたいと思った。稽古相手も充実していると思った」と、師匠の木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)を始め4人の日大出身親方が在籍し6人もの関取を抱える木瀬部屋を入門先に選んだ。

 日大相撲部同期で学生横綱の草野直哉(23=伊勢ケ浜部屋)は同じく幕下最下位格付け出しで先場所初土俵。白川大陽(大皇翔=追手風部屋)や宮崎光星(清水海=境川部屋)も前相撲から既にデビューしており「自分も早く同じところに立ちたいと思っていた」と角界入りを待ち望んでいた。しこ名は本名の下の名「一意(かずま)」の予定。デビュー場所へ「勝ち越しを目標に、とりあえずケガなく終われれば」と控えめに意気込んだ。

 推定体重200キロ超えの巨漢。昨年6月の東日本学生選手権で優勝した時には「199キロです」と自称200キロ未満を強調していたが、実は当時「220キロを超えていた」とこの日初めて明かした。最高体重を維持していれば、2007年初場所で山本龍一(のちの幕内・山本山)が記録した歴代新弟子最重量の233キロに次ぐ重さだったが、注目されたこの日の検査では195キロ。「今までと違う環境、慣れない生活であまりご飯食べられないのもあって落ちました」と苦笑いし「これからまたしっかり食べて大きくしていく」とさらなる増量を誓った。

 ◇川渕 一意(かわぶち・かずま)2001年(平13)11月12日生まれ、大阪市港区出身の22歳。東大阪相撲道場で幼少期から相撲を始め、小4で全日本小学生優勝大会優勝。石川・犀生中に相撲留学し、3年時に全国都道府県中学生大会団体戦優勝。金沢学院高(現・金沢学院大附属高)2年時に全国高校選抜大会優勝。3年時に全日本個人体重別(ジュニアの部)100キロ以上級優勝、全国高校選抜十和田大会優勝、全国高校選抜宇佐大会優勝、世界ジュニア選手権重量級優勝。日大1年時に全国学生体重別135キロ以上級3位、全日本選手権3位、東日本新人選手権2位。2年時に全国学生体重別135キロ以上級3位、全国学生選抜大会3位。4年時に全国大学選抜宇佐大会優勝、全国選抜大学社会人対抗九州大会準優勝、東日本学生選手権優勝、東日本学生体重別135キロ以上級優勝、全国学生体重別135キロ以上級優勝、全国選抜大学実業団刈谷大会優勝、国体優勝。身長1メートル84、体重195キロ。1歳上の兄・一誠(かずと)は錣山部屋の三段目・川渕。3歳下の弟・一統(かずさ)はプロボクサー。

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