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田崎史郎氏 躍進の石丸伸二氏に懸念「アピール度はすごい」けど…「マネジメントする人がいないと」

スポニチアネックス / 2024年7月8日 21時10分

落選が決まり、敗戦の弁を述べる石丸伸二氏

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が8日、BSフジ「BSフジLIVEプライムニュース」(月~金曜後8・00)に生出演し、7日に投開票された東京都知事選で次点だった前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)についてコメントした。

 石丸氏は3選を果たした現職の小池百合子氏(71)には及ばなかったものの、前参院議員の蓮舫氏を上回る165万8363票を獲得した。200回を超える街頭演説で名前を売り、公約や目指す政策はYouTubeなどで発信するという選挙戦で一躍、脚光を浴びた。

 こうした戦術や石丸氏を取り巻く環境について、田崎氏は懸念を示した。「エコーチェンバー(こだまの小部屋)現象と言われるんですけど、閉ざされた部屋で同じ音ばかり聞く形になる。その世界の中で、“自分はこんなにみんなと考えが一緒なんだ。私の理解者はいっぱいいるんだ”というところにはまると、ものすごく力強くなってしまう。それは気を付けなければいけない点」と指摘した。

 幅広い意見を聞く機会が阻害されてしまう危険性があるという。「テレビの情報番組でも、こういう番組でも、議論するから、いろんな意見が出るから、意見が相対化できるけど、自分がパソコンに向かってる場面だと、それがないんですよ」と述べた。

 石丸氏は国政進出の可能性について問われ、「選択肢としては当然考えます。例えば広島1区。岸田首相の選挙区です」と強気の発言をした。田崎氏は「石丸さんは広島1区で立つと言っている。広島1区というのは、おもしろいと思っていて、5月に岸田さんの選挙区で、府中町の町長選挙で、岸田さんが推す候補者が負けている」と解説。「岸田さんといえども、盤石じゃない。そういうところに石丸さんみたいな人が行ったら、勢いが出る可能性がある。その勢いをもとに、来年は広島県知事選がある。そっちに移行することができる」とした。

 国政選挙への出馬、新党立ち上げなど、石丸氏の可能性は広がるが、田崎氏は「ただ弱点は、橋下徹さんにとっての松井一郎さんのような存在がいない」と、政治的パートナー不在を弱点に挙げた。「石丸さんのアピール度、個人芸はすごい」としつつ、「マネジメントして、ガバナンスする人がいないと、組織は作れない。政党を作ったりすることはできないんじゃないか?」と、新党については疑問を呈した。

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