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【筑後鷹】ドラフト2位・岩井俊介がはい上がる!! 7日に1軍昇格も1日で2軍降格 次の機会を信じる

スポニチアネックス / 2024年7月9日 6時3分

ソフトバンク・岩井

 ソフトバンクの最速156キロ右腕、ドラフト2位の岩井俊介投手(22)は1軍の中継ぎで3試合に登板して防御率0・00と結果を出している。大事にするのはシンプルな思考。名城大時代の“先生”と語る元中日の山内壮馬コーチ(39)の教えを胸に、明るく前向きな右腕はさらなる活躍を目指している。

 岩井は7日に1軍再昇格を果たすも、登板機会がなく翌8日に登録抹消された。「筑後の夏はえぐいと聞いていたので。早く(みずほペイペイ)ドームでやれるように」と心待ちにしていた出番はなかったが、再びチャンスは巡ってくると信じている。

 今回はわずか1日での抹消となったが、1軍でも通用する投球を示してきた。宮崎春季キャンプは若手中心のB組スタートで、オープン戦でチャンスをつかんで開幕1軍入りを果たした。最速156キロの直球などを武器に中継ぎで3試合に登板した。いずれも1イニングを投げてパーフェクト投球と圧巻の内容。1軍のブルペンは「全員凄いんで。みんな凄いんです」と先輩投手の取り組み方を学んだという。

 京都翔英では3年間ベンチを温める機会が多かった右腕の転機は名城大での4年間。特に07年の大学・社会人ドラフトで中日に1位で入団し、楽天時代と合わせて通算17勝を挙げた山内壮馬コーチと出会えたことが大きかったという。「コントロール、メンタル、全部を学びました。先生っすね」と感謝の思いは尽きない。分からないことは何でも聞いた。「シンプルに思い切ってやれ」という教えが響いた。物事を難しく考えすぎず取り組む大事さは今でも大切にしている。昨年6月は大学日本代表候補合宿に参加し、プロでもトップレベルの直球の回転数2780回転をマーク。全国トップクラスの選手が一堂に会した中で、注目を集めるまでになった。

 底抜けに明るいキャラクターで、ドラ1左腕の前田悠からもちょっかいを出されるなど慕われている。「昔はそんなタイプじゃなかったっすね」と照れ笑い。名城大に進み成長とともに、自然と今の性格になったという。若鷹寮での生活はチームメートと食事に出かけて英気を養う。先日は2軍で存在感を出している1歳上の前田純、1歳下の大城と肉料理を堪能した。

 いつでも1軍で結果を出せるように準備をするだけだ。ルーキーの突き上げはV奪回を目指すチームをさらに強くする。 (杉浦 友樹)

 ◇岩井 俊介(いわい・しゅんすけ)2001年(平13)7月30日生まれ、愛知県出身の22歳。京都翔英では甲子園出場なし。名城大では4年夏に「日米大学野球選手権大会」の日本代表に選出された。23年ドラフト2位でソフトバンク入団。1メートル81、92キロ。右投げ右打ち。

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