中畑清氏 やっぱり飛ばない?統一球にモヤモヤ…コミッショナーは調査委立ち上げ徹底的に解析を
スポニチアネックス / 2024年7月9日 5時32分
【キヨシスタイル!】前半戦を折り返したプロ野球。日本列島が猛暑のシーズンを迎えても「投高打低」の気圧配置に変わりはない。
驚くのはセ・リーグの投手成績だ。防御率1位は大瀬良(広島)の0.94、2位の才木(阪神)1.11から7位の東(DeNA)1.96まで1点台が続いている。シーズン半ばを過ぎて7位まで1点台なんて記憶にない。
それだけ打者が抑えられてるってわけで、ホームラン数は激減している。去年12球団最多の164本塁打を放った巨人が今年は目下79試合で44本塁打。1試合あたり1.15本から0.56本とほぼ半分のペースになっている。
巨人だけじゃなく全球団の本塁打ペースがダウン。1試合あたりの本塁打数が0.5本未満、2試合に1本も出ていない球団がオリックス0.39本、広島、阪神、中日、楽天いずれも0.41本、西武0.42本と6球団もある。
気になるのはボール。開幕直後から「今年のボールは飛ばない」という声が上がっていた。そんな話を7日の「サンデーモーニング」(TBS系)でしたら、オチ(落合博満)は「ボールは一切関係ない。ピッチャーの技術が上がって、バッターの技術がついていってないんだと思う」と言っていたけどね。
技術的な部分もあるとは思うけど、それだけじゃないだろう。テレビ観戦してても、球場の放送ブースで見ていても「行った!」と思った打球がけっこうフェンス前で失速している。どうしてもボールを疑いたくなるんだよね。
納入前の検査でボールの反発係数は目標値に近い数字だったらしい。でも、肝心なのは実際に試合で使われるときの状態。保管方法によっては湿度なんか変わってくるからね。今年の統一球に疑問を抱いているのは私だけじゃないと思う。
コミッショナーに提言したい。早急に調査委員会を立ち上げて今年の使用球を徹底的に解析し、その結果に応じて今後の検査時期、保管方法のガイドラインなどを検討していただきたい。
ホームランは野球の華。塁が埋まっていれば、一振りで4点入る。サッカーにはない魅力。一発逆転の醍醐味(だいごみ)をボールが邪魔しているとしたら大問題だ。このモヤモヤを早く吹き払ってほしい。(スポニチ本紙評論家・中畑 清)
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