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なでしこW杯得点王の宮沢ひなた「早くやりたいという思いが強い」五輪1次L初戦で再びスペイン撃破を

スポニチアネックス / 2024年7月9日 16時9分

<サッカー女子日本代表練習>練習に汗を流す宮沢(撮影・西海健太郎)

 パリ五輪に出場するサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は9日、千葉市内で国内合宿2日目を迎えた。昨年のW杯得点王で、ケガからの復活を期すMF宮沢ひなた(24=マンチェスター・ユナイテッド)は「もう万全。いい状態で本番に持って行けるように、いい準備をしたい」と意気込みを示した。

 昨年12月に右足首を骨折し、約4カ月間の離脱を余儀なくされた。代表活動には4月から復帰したが、先月の五輪メンバー発表は「正直、どこかソワソワしていた。名前を呼ばれたときはホッとしたというか、ここからだ、という気持ちに切り替わった」と明かす。一方で、リハビリ期間は「自分自身の体と向き合える凄くいい時間だった」と前向きに振り返った。体重は「2、3キロ」増えたといい、「世界と戦う上でも少し線は細いと感じていた。少しでも大きくなれたらうれしいですし、プレーで表現できたらいい」とパワーアップを遂げた。

 五輪の1次リーグ初戦で対戦するW杯女王のスペインには、同大会の1次リーグ最終戦で4―0の大勝。宮沢は先制点と3点目を決め、強烈なインパクトを残した。「あの時出せたものは、相手にとって少し脅威になっていると思う。そういうプレーを狙いつつ、さらに精度を磨いていきたい」。再びのスペイン撃破へ「早くやりたいという思いが強い」と気合十分に話した。

 完全復活に向け、まずは13日の国際親善試合ガーナ戦(金沢ゴーゴーカレースタジアム)で結果を求める。「チームとしていい状態で行きたいですし、個人でも目に見える結果がほしい。得点、アシスト、ゴール前の仕掛けにはこだわりたい」。弾みを付けてパリに乗り込む。

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