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ヤクルト 痛恨サヨナラ負け…四球から2失点の田口に高津監督「自分から傷口をつくっている」

スポニチアネックス / 2024年7月9日 22時27分

<神・ヤ>9回、サヨナラ適時打を打たれ、ガックリの田口(右は中村)(撮影・椎名 航)

 ◇セ・リーグ ヤクルト1ー2阪神(2024年7月9日 甲子園)

 ヤクルトが敵地で阪神に痛恨のサヨナラ負けを喫した。誤算だったのはクローザーの田口だ。1点リードの9回からマウンドに上がると、1死走者なしから代打・野口に与えた四球をきっかけに歯車が狂った。

 続く代打・渡辺を右飛に打ち取るも、代打・原口に左前打を浴びて2死一、二塁に。さらに、代打・坂本の三塁線へのゴロを北村拓が失策して満塁とされ、最後は近本に右前への2点打を許してサヨナラ負け。相手の怒とうの代打攻勢の前に踏ん張れなかった。

 先発の吉村は5回1/3を無失点と好投し、6回途中からは山本、大西、木沢がいずれも無失点でつないだ。打線は4回に宮本が2死三塁から右前適時打を放って、8試合ぶりに先制点を奪った。ロースコアの接戦をものにするというゲームプランを描いていた高津監督は「相手も凄く良い投手なので、なかなか点はとれないと思っていました。(8回までは)展開的には非常に良かった」と振り返った。ただ、9回の田口の配信投球については「ああいうところで四球を出すのは非常に痛いですね。自分から傷口をつくっている。終盤に投げる投手は一つの四球、1球が非常にクローズアップされるので」と手厳しかった。

 6月27日の広島戦(マツダ)以来、2敗目を喫した田口は「監督もおっしゃった通り、四球が全てかなと思いますね。自分の技術不足です」と現実を受け止めていた。

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