DeNA・徳山がプロ初勝利 大阪桐蔭で選抜V腕…早大経て3年目 11回しのぎ、サヨナラで待望1勝

＜D・中＞DeNA7番手の徳山（撮影・島崎忠彦）

　◇セ・リーグ　DeNA6―5中日（2024年7月9日　横浜）

　DeNAが接戦を制し連敗を2で止め、リーグ40勝一番乗りを果たした。5―5の延長11回に、オースティンが今季10号となるサヨナラ弾を放った。

　投げては11回に7番手で登板した徳山壮磨がプロ初勝利。制球が定まらずにピンチを背負ったが、捕手・山本の盗塁阻止などに助けられて無失点。直後にオースティンのサヨナラ弾が飛び出し、入団3年目で1勝を手にした。

　徳山は大阪桐蔭のエースとして2017年選抜で優勝。U-18日本代表でも主戦を務め、W杯で最優秀投手のタイトルを獲得するなど世代を代表する投手として活躍した。早大に進学後は1年春からベンチ入りし、3年春には最優秀防御率のタイトルを獲得。4年時は不調で苦しんだが、21年ドラフト2位でDeNAに入団した。

　プロでは2シーズン1軍登板なしだったが、今季は開幕1軍メンバー入り。中継ぎとして奮闘していた。