洛星 孫・鳥山の「ドラゴンボール」コンビで進撃 孫は東大理3志望の文武両道

＜洛星・山城＞　8回、二塁へ盗塁する洛星・孫（右）　（撮影・亀井　直樹）

　◇第106回全国高校野球選手権京都大会　2回戦　洛星1ー0山城（2024年7月9日　わかさスタジアム京都）

　京都府内屈指の進学校である洛星が初回に挙げた1得点を守り抜いた。

　4年連続の初戦突破に導いたのが「ドラゴンボール・コンビ」が光った。初回先頭の孫侑摩（ゆうま＝3年）が中前打で出塁。鳥山真聡（まさと＝3年）が右前打で続き、先制機をお膳立てした。漫画「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空と原作者の鳥山明さんと名前が重なる1、2番の連打に、主将の孫は「初回に先制したかったので、1番の役割は大きいと思っていました」と笑った。

　今春の京大現役合格者数32人の秀才軍団。現チームは部員18人と恵まれない環境ながら、春の京都大会16強入りと野球部の成績も優秀だ。

　孫の大学受験は、理系最難関とされる東大理科3類が第1志望。「野球も勉強も上を目指したい」と高校野球で完全燃焼してから受験勉強に向かう。