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大の里が琴桜と6番取り互角の内容「疲れた状態でやって自信に」終盤で対戦する本場所の予行演習

スポニチアネックス / 2024年7月10日 13時39分

佐渡ケ嶽部屋で琴桜(左)と三番稽古を行う大の里(撮影・前川 晋作)

 大相撲夏場所で史上最速優勝を果たした新関脇・大の里(24=二所ノ関部屋)が10日、名古屋市西区の佐渡ケ嶽部屋へ出稽古し、大関・琴桜(26)らと計21番取った。ここまで部屋での稽古に専念していたため、他の部屋の関取衆と肌を合わせるのは夏場所後初めてだった。

 この日は関脇・霧島(28=音羽山部屋)、小結・大栄翔(30=追手風部屋)、幕内・豪ノ山(26=武隈部屋)、王鵬(24=大嶽部屋)、錦木(33=伊勢ノ海部屋)も出稽古に訪れており、三役以上が4人という豪華メンバーでレベルの高い稽古が繰り広げられた。

 まずは申し合いに参加し、霧島、大栄翔、豪ノ山、王鵬、錦木の5人と計15番。その後、琴桜に指名されて連続で6番取った。体当たりの立ち合いから圧力で勝る場面が目立ち、強烈なおっつけで押し出す内容も。緊張感あふれる張り詰めた空気の中で白熱の三番稽古を展開した。稽古場の勝敗はあくまで参考程度だが3勝3敗。先場所千秋楽まで優勝を争った大関と互角に渡り合った。

 名古屋場所(14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)は新関脇として臨むため、大関戦は疲れが溜まってくる終盤戦で組まれることが予想される。「本場所を想定して、体がバテた状態で大関と稽古して、後半戦のキツい中でやる手応えを感じたのは大きいかなと思います。体力的に疲れた状態でやったので、自信にもなったし課題も見つかりました」。申し合いで15番取って息が上がった状態から大関と6番取り、合計の番数はこの日の関取衆で最多の21番。「けっこう取りましたね。暑くて疲れました」と充実の汗を流した。

 琴桜戦は初場所、春場所と連敗していたが、夏場所で初勝利。成績次第では大関獲りの可能性もある名古屋場所において、上位の壁として立ちはだかる存在でもある。先場所前に続いて佐渡ケ嶽部屋へ出向いて琴櫻の胸を借り「感覚的に良いものもつかめた」と実りのある予行演習となった。

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