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浦和MF本間至恩 「その大会も一つの決め手となった」 完全移籍を決断した理由明かす

スポニチアネックス / 2024年7月10日 17時11分

練習後に取材対応した本間(撮影・中村 和也)

 ベルギー1部クラブ・ブリュージュから完全移籍で浦和に加入したMF本間至恩(23)が10日、さいたま市内の練習場で取材に応じ、浦和への移籍を決断した理由を明かした。

 浦和は各大陸王者などが出場する25年クラブW杯に出場することが決まっている。本間は「あの大会に出られるのは、サッカーキャリアの中でも大事なことだと思うし、その大会も一つの決め手となったと思う」と語った。

 新潟所属時代にはクラブ最年少公式戦デビュー(16歳9カ月)や、クラブのリーグ最年少ゴール(18歳1カ月)を記録するなど早くから注目された。「キャリア2、3年目が終わったときに一度お話させてもらって、ずっと自分のことを追ってもらっていた。その中でプレーするんだったら信頼関係ではないが、必要としてくれるチームの方が自分もプレーしたい。そういったところで決めた」と説明した。

 22年7月にはベルギー1部の名門クラブ・ブリュージュに移籍金推定120万ユーロ(当時約1億6500万円)で完全移籍。23~24年シーズンは主に2部に所属するBチームで24試合2得点6アシストと結果を残したが、トップチームではわずか1試合の出場に終わった。「もう一回やり直す気持ち。日本で、しっかり結果を出して、またチャレンジできるように」と話した。

 1メートル64と小柄ながら、抜群のスピードとテクニックを誇る攻撃的MF。「カウンターも自分は得意なので、判断よく周りと連携してプレーできればゴール、アシストにつなげていけると思う。ボールを持つチームは自分のプレースタイル的に合う。プレーするのが楽しみ」と意欲を示した。

 背番号は「19」に決まっている。「自分が好きな選手が若い頃につけていたので、その番号にした」と幼少時から憧れだったマイアミのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの影響があった。「プレースタイルは小さい頃から見ていて、まねして習していた」と明るく話した。

 チームは現在9位。本間は「試合数もあんまりない。まずはケガしないでシーズンを戦い抜くこと。少しでも浦和の勝利のために自分の力を出せるように。ゴール、アシストだったらチームも助かるだろうし、とれなくてもチームのために走る」と後半戦での巻き返しに尽力する。

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