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重岡銀次朗 V3戦はディフェンス意識も「派手に倒す」 料理研究家リュウジ氏から「バズレシピ」伝授も…

スポニチアネックス / 2024年7月10日 18時2分

スパーを終え記念撮影する(左から)重岡銀、アブシード、リメンツォ、町田トレーナー

 ◇プロボクシングIBF世界ミニマム級タイトルマッチ 重岡銀次朗《12回戦》ペドロ・タドゥラン(2024年7月28日 滋賀ダイハツアリーナ)

 IBF世界ミニマム級王者の重岡銀次朗(24=ワタナベ)が10日、3度目の防衛戦へ都内の所属ジムで練習を公開した。

 2ラウンドのスパーリングでは元世界ランカーのジェイセバー・アブシード(29=フィリピン)相手に多彩な攻撃を披露。左フックのカウンターや左右の強烈なボディーを叩き込むなど好調をアピールし「試合まで3週間を切って、けがもなく実戦を中心に仕上がりもいい。実戦も充実して、スパーリングではいい練習ができている。残りをけがないようにしっかり仕上げて本番に臨みたい」と拳を握った。

 挑戦者で同級1位ペドロ・タドゥラン(27=フィリピン)は「得意」と話す左構えの相手だが「これまで戦ってきた相手の中で、かなりしぶとい選手になってくると思う。自分なりの負けないボクシングをやって、最終的には派手に倒したい」と警戒した上で完勝を誓う。

 3度目の防衛戦のテーマは「ディフェンス」だ。指名試合となる次戦をクリアすればその次は選択試合となることが濃厚。重岡銀をプロモートする「3150FIGHT」の亀田興毅プロモーターは「他団体から声がきているのもある。どうなるか分からないが、統一戦という方向にも持って行くことができれば、興行サイドとしても盛り上がる」と統一戦の可能性を示唆する。

 将来の4団体統一をを見据える重岡銀は「ミニマム級でできることは何でもやりたいと思っている。防衛しつつ、チャンスがあれば他のベルトも獲りたい」と野望を明かし「結局、自分にパンチ力があったとしても一発でひっくり返される可能性もある。そういう可能性をこれから少しでもゼロに近づけるために、防衛していくならそれも必要だと思うので守備面はずっと課題にしている」と具志堅用高の持つ国内最多防衛回数「13」の更新のためにさらなる成長を誓う。

 またこの日は、ABEMAの企画で人気料理研究家のリュウジ氏(38)とコラボした「バズレシピ×人生無敗飯」の動画が公開された。鶏胸肉を使った減量メニューを伝授された重岡銀だったが「実はまだ作れていないんです…」と恐縮しきりだった。

 興行はABEMAで無料生配信される。

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