【バレー女子】古賀紗理那「東京が終わってからパリで終わると決めていた」パリ五輪限りで引退表明から一夜

羽田空港で取材に応じた古賀紗理那

　9日にパリ五輪限りでの現役引退を発表したバレーボール女子日本代表主将の古賀紗理那（28＝NEC）は一夜明けた10日、フランス出発前に羽田空港で取材に応じ「発表してパリ五輪に集中したかった。チームも私も集大成なのでパリでハイパフォーマンスを出せるようにしたい」と心境を明かした。

　引退の理由を聞かれると「東京が終わってからパリで終わると決めていた。東京五輪で1次リーグ敗退で悔しい思いをして納得できなかったからパリで結果を残して終わりたかった」と説明した。1次リーグで敗れた東京五輪の悔しさを胸にこの3年を駆け抜けた。

　パリに向けては「この競技が好きで、この競技のおかげでチームの皆と出会えた。感謝の気持ちを込めてプレーしたい」と語り「目標は絶対にメダルを獲ること。自信を持って胸を張って言いたい」と3位だったロンドン以来12年ぶりの表彰台に照準を定めた。

　女子日本代表は同日夜、羽田発の航空機で渡欧する。11日からはフランス・ビシーで事前合宿を実施。22日にパリに入る。1次リーグは28日にポーランド、8月1日にブラジル、同3日にケニアと対戦する。