延岡学園・藤川 投げた150キロ、決めた決勝犠飛 来秋ドラフト候補が進撃の立役者
スポニチアネックス / 2024年7月11日 6時33分
◇第106回全国高校野球選手権宮崎大会2回戦 延岡学園5ー4都城東(2024年7月10日 サンマリン)
準優勝した13年以来の甲子園出場を目指す延岡学園は延長11回タイブレークの末、都城東に5―4でサヨナラ勝ちした。最速153キロを誇る来年秋のドラフト候補、藤川敦也投手(2年)は先発で150キロを記録するなど6回6安打3失点で9三振を奪い、11回に決勝の犠飛を放つ活躍を見せた。
最後は自分のバットで決めた。タイブレーク2イニング目の延長11回無死満塁。延岡学園の藤川は決勝の中犠飛を放った。「とりあえず1点という気持ちだった」。2時間47分の激闘を制し、安どの表情を浮かべた。
今年5月の県内大会で自己最速の153キロをマークした来秋ドラフト候補。背番号11は夏初戦の先発を託された。序盤は「飛ばしすぎるとよくない」と直球は140キロ前半にセーブ。3回に先頭への四球後、4連打を浴びるなど3点を先制された。「焦りはあったんですけど、もう1個ギアを上げれば抑えられる。出し切ろうと思いました」。なおも続いた1死一、二塁のピンチでこの日最速150キロ直球で空振り三振を奪うなど、後続を断った。4回からの3イニングは1安打5奪三振の力投。直球はコンスタントに140キロ後半をマークし「4回から自分のペースでいけた」とうなずいた。
参考にしている投手はオリックスの山下舜平大だ。「真っすぐの強さ、変化球の強さを尊敬している」。名字が同じで伸び上がるような直球を武器に243セーブを挙げた元阪神の藤川球児氏にも憧れている。「ストレートが凄い。まねできたらしたい」と目を輝かせる。目指すは「140キロでも空振りが取れる」という球質だ。
7回から回った左翼守備では同点の9回2死一、二塁で左前打を処理し、本塁へのストライク返球で勝ち越しを阻止した。「あれは奇跡です」。まだあどけなさを残す16歳がチーム躍進の鍵を握っている。(杉浦 友樹)
◇藤川 敦也(ふじかわ・あつや)2007年(平19)10月23日生まれ、福岡県飯塚市出身の16歳。小学1年から3年まではソフトバンクのキッズスクールに在籍。小学4年から穂波ブルースカイ、中学ではヤング北九ベースボールクラブに所属。延岡学園では1年秋からベンチ入り。1メートル83、87キロ。右投げ右打ち。
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