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炎鵬が名古屋場所出場を明言「もう覚悟はできている」脊髄損傷から1年2カ月…序ノ口から再出発

スポニチアネックス / 2024年7月11日 14時16分

夢之富士(左)と申し合い稽古を行う炎鵬(撮影・前川 晋作)

 大相撲の元幕内・炎鵬(29=伊勢ケ浜部屋)が11日、名古屋場所(14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)に出場することを明言した。

 昨年夏場所で脊髄損傷の大ケガ。日常生活もままならない寝たきり状態からリハビリを始め、昨年12月から序二段力士を相手に実戦稽古を再開して復帰への歩みを進めてきた。少しずつ相撲が取れるようになっても命に関わる危険な箇所なだけに、主治医や相撲診療所の医師らも交えての慎重な判断でここまで出場を見送ってきた。6月下旬の合宿からほぼ毎日相撲が取れるようになり、ようやくGOサイン。実戦稽古を再開した昨年12月と比べて「全然良い」と満を持して復活の時を迎えた。

 今場所の番付は西序ノ口13枚目。三賞受賞経験者としては史上最も低い地位で本場所の土俵に上がることとなる。十両だった昨年夏場所9日目以来1年2カ月ぶりの土俵へ「これだけ月日が経つと想像できない。楽しみもあるし不安もあるし、なんとも言えない」と初めて経験する複雑な胸中を明かした。

 「土俵に上がること自体、1年前は想像できなかった」。日常生活に戻れるかも分からない寝たきり状態から、もう一度土俵に上がるという前例のない挑戦へ。「1回死んだようなもの。前の自分は捨てて、生まれ変わったと思ってやるしかない」と壮絶なリハビリに励んだ。昨年の秋頃に「100%になるまでは出ない。99%でも、その1%が怖いので」と話していた復帰時期が、ついにやってきた。

 この日は、三段目の幸乃富士(18)や序二段の夢之富士(16)らを相手に13番取って全勝。鋭い立ち合いから中に入って一気に前に出る強さとうまさが際立っていた。「恐怖心が少しでもあれば土俵に上がれないけど、それが今は全くない。もう覚悟はできている」。かつて幕内の土俵を沸かせた小兵が待望の復帰を果たし、生まれ変わった姿を見せる。

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