【日本代表】エディーHCがSH斎藤直人のフランス移籍を歓迎「学ぶことは大きい」
スポニチアネックス / 2024年7月11日 16時9分
◇ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2024 日本―ジョージア(2024年7月13日 宮城・ユアテックスタジアム仙台)
日本ラグビー協会は11日、日本代表のジョージア戦登録メンバー23人を発表し、前日10日にフランス1部リーグの強豪トゥールーズへの加入が発表されたSH斎藤直人は先発出場が決まった。
オンラインで会見に臨んだエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は、斎藤の海外挑戦について「北半球、南半球のラグビー(スタイル)を考えると、それぞれ(相手方で)プレーするのは有益だ。ラグビーへの考え方が異なるからだ」と歓迎した。
一般的に北半球はセットプレー重視のオーソドックスなスタイル、南半球はよりボールを動かすスタイルが指向される。ジョーンズHCは「日本は真ん中だが、どちらかと言えば南半球の影響が大きいので、北半球で学ぶことは多い」と説明。ハイテンポな球出しが強みの斎藤だが、欧州の中でも最もフィジカル強度の高いフランスでのプレーすることで、「セットピースのタフさ、シーズンのタフさなど学ぶことは大きい」と歓迎した。
好例が代表戦では約1年ぶりの先発が決まったNo・8テビタ・タタフ(ボルドー)だ。昨年のW杯代表争いから脱落後、同8月には渡仏し、レギュラーシーズンだけで26試合が行われる過酷なフランスリーグにフル参戦。元々最大の強みだったフィジカル強度をさらに伸ばし、ジョーンズHCは「人間としても成熟して戻ってきた」と成長の跡に目を細めた。
12~15年のエディー第1次体制下では、リーチ・マイケルや堀江翔太、田中史朗やマレ・サウらが南半球最高峰のスーパーラグビーでプレーし、経験や知見を日本代表に還元。15年W杯で歴史的3勝を挙げる躍進につなげた。国内に目を向ければリーグワンは年々レベルが高まっているものの、海外挑戦が代えがたい経験値をもたらすのも事実。ジョーンズHCは「(フランス代表の)デュポンやヌタマックと日々練習するのは大きな糧になる。日本に戻って、経験を共有してほしい」と斎藤に期待した。
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