風間晋氏「もともとは税金ですからね。いい加減にしろよって話」コロナ関連で1億円超着服の男を逮捕に

フジテレビ

　フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が11日、同局の情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。石川県警金沢西署が9日、同県から振り込まれた新型コロナウイルス感染症患者を搬送する業務委託料計約1億2600万円を着服したとして、業務上横領の疑いで、「大和タクシー」（金沢市）の元専務執行役員の男（58）を逮捕したことに言及した。

　男の逮捕容疑は2020年9月～23年7月、コロナ陽性者をホテルなどの療養施設に搬送する業務の委託料計約1億2600万円を横領した疑い。男は当時、「大和タクシー」で運行管理や営業などの業務を統括する立場にあり、搬送業務も一任されていたという。容疑を認めている。

　署によると、委託料計約2億6800万円を容疑者名義の口座に振り込ませた上で、そのうち約1億100万円は同社の口座に移したという。着服したとみられる金は、金沢市内の複数のATMから130回以上に分けて引き出したとみられる。署は残金についても調べている。大和タクシーによると、23年8月に金沢国税局の調査で発覚。24年2月に同社から告訴を受け、署が捜査していた。

　風間氏は、新型コロナウイルスの感染が拡大していた時期を振り返り、「緊急事態だから、とにかく広くいっぱいお金を出して対応しないといけない状況だった。こういうふうに悪用されるというか、自分のポケットにお金を入れられるというのは、別にこれだけじゃないんですよ。持続化給付金とか個人個人でめちゃくちゃやったっていうのもある。でも、やっぱりもともとは税金ですからね。いい加減にしろよって話ですよね」とコメントした。