ソフトバンク・ドラ6右腕大山 先発ローテ入り正式決定 来週6試合のいずれかでプロ初先発見込み

ソフトバンク・大山

　ソフトバンクのドラフト6位ルーキー大山凌投手（22）が、正式に先発6枠目をつかんだ。東日本国際大から今季入団し初対戦となった10日のオリックス戦で3回1安打零封。申し分なしの力投から一夜明けた11日、小久保監督は「この世界、競争なんでね。順位が上がった、ということ。枠は今、6か分からないけどローテには入ると思いますよ」と嬉しそうに明かした。

　6月9日のDeNA戦でプロ初登板。中ロング要員で待機し、リーグ王者との登板6戦目で信頼をぶち上げた。石川、和田、東浜がいずれも無期限での2軍調整中。激戦に強心臓と制球力自慢の栃木県民が割って入った。

　倉野投手コーチ兼ヘッドコーディネーターは11日の投手練習後に「来週のどこかになると思いますよ」と登板予定日をちらつかせた。候補日は2軍再調整となった東浜が投げた10日から中6日の17日ロッテ戦。または19、20日いずれかの敵地西武戦だ。「何よりも投げっぷりがいい。姿で勢いを付かせてくれる」と同コーチは、ベタボメする。大山は、梅雨時期のチームのじめじめを払しょくする力投を期待されていた。