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ドジャース・大谷 イチロー&松井稼頭央に並ぶ4戦連続盗塁!「50―40」に現実味

スポニチアネックス / 2024年7月12日 1時31分

<フィリーズ・ドジャース>初回、二盗を決める大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇ナ・リーグ ドジャース3-4フィリーズ(2024年7月10日 フィラデルフィア)

 アクセル全開だ。ドジャース・大谷翔平投手(30)は10日(日本時間11日)、フィリーズ戦の初回に今季22盗塁目となる二盗に成功。07年松井稼頭央(ロッキーズ)、08年イチロー(マリナーズ=2度)に並ぶ、日本選手最長の4試合連続盗塁となった。これで年間ペースでは現在28本の本塁打が48、盗塁が38。史上初の「50―30(50本塁打以上&30盗塁以上)」を超え「50―40(50本塁打、40盗塁)」達成も現実味を帯びてきた。

 左投手でも迷いはない。右前打で出塁した初回。2死一塁、1ボールからの2球目だった。大谷は、左腕サンチェスが動いた瞬間にスタート。二塁へスライディングしながら両手を広げ、今季22個目の盗塁に成功した。

 6日のブルワーズ戦から4試合連続の盗塁成功。日本選手では松井稼頭央、イチローに続く最長タイとなった。今季のメジャー全体でもトップタイ。球団の4戦連続盗塁成功は14年のカール・クロフォード以来10年ぶりとなった。“日本生まれ”とすれば最長となる5試合連続盗塁の記録を持つデーブ・ロバーツ監督は前日「翔平は必要がある時に盗塁し、先の塁を奪い、走者を動かす打撃をする」と称えていた。この日は初回の右前打に、1―2の5回1死一、三塁ではサンチェスの内寄りのシンカーを左中間へ運ぶ一時同点の適時打。競り負けて今季3度目の3連敗となったが、3試合ぶりのマルチ安打と足は好調をキープした。

 5日に節目の30歳を迎えた。一般的にアスリートとして転換期を迎える。だが、キャンプ中に大谷にスタートの切り方など熱血指導していたロン・レネキーGM特別補佐は「翔平のトレーニングはパワーとスピードの両方に集中している。だから今季40盗塁をしたとしても驚かない」と断言。これまでのメジャー自身最多は21年の26盗塁だが、今季は前半戦4試合を残して早くも22盗塁とし、年間48本塁打&38盗塁ペースとなった。

 昨年、ブレーブスのアクーニャが史上初の40本塁打(41)&70盗塁(73)以上の「40―70」を達成。大谷は「50―30」どころか「50―40」も見えてきた。過去50本塁打以上の最多盗塁は、55年のウィリー・メイズと07年のアレックス・ロドリゲスの24盗塁。レジェンドを超える快挙を、期待せずにはいられない。(柳原 直之)

 《“日本生まれ”最長はロバーツ監督》4試合連続盗塁はイエリチ(ブルワーズ)らと並び今季メジャー最長タイ。両リーグ最多45盗塁のデラクルス(レッズ)は3試合連続が最長。球団最長は76年のデービー・ロープスの7試合連続。“日本生まれ”の最長となるデーブ・ロバーツ監督は、パドレス時代の06年に5試合連続をマークした。大リーグ記録はバート・キャンパネリス(アスレチックス)が69年につくった12試合連続。日本ではソフトバンク・周東が、20年に13試合連続盗塁をマークした。

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