渋野日向子はイーブンパー52位発進 ショット好調もパッティングは「もう全然だめだ」【エビアン選手権】

渋野日向子（AP）

　◇米女子ゴルフツアー　エビアン選手権第1日（2024年7月11日　フランス　エビアン・リゾートGC（6527ヤード、パー71））

　19年全英覇者の渋野日向子（25＝サントリー）は1バーディー、1ボギーの71で回り、イーブンパーの52位発進となった。

　前半9ホールは全てパーで折り返した。我慢の展開が続く中で、13番では3パットでボギーが先行するも、14番では10メートルのバーディーパットをジャストタッチで沈めてすぐさまバウンスバック。難易度の高い14番で唯一のバーディーを奪うも「そこで取るんだったら、もうちょっと早よ入ってほしかったですね」と少し残念がった。

　レマン湖に向けて芝目、傾斜がきつくグリーン上のアンジュレーションも大きい。この日もカップの縁で球が止まるなど、34パットとグリーン上で苦しみ「もう全然だめだ。微妙なアンジュレーションとかも多いので、やっぱそのカップ際と自分が立ってるところの読みがなかなかマッチしてなかったなとは思うので、なんか毎年そんな感じなのは思ってたんで、なかなかここを攻略できないなって感じです」と振り返った。

　それでも、起伏のある狭いコースでフェアウエーを外したのは3ホールのみ。パーオン率も88・88％とショットの好調を維持しており「ショットの感覚は悪くない。しっかり攻めないと上位に行けないと思うので頑張りたい」と前を向いた。

　ここまで、全米女子オープン2位、全米女子プロ7位と健闘。メジャー3戦連続トップ10入りとなれば、岡本綾子、宮里美香に続く日本人3人目の快挙となる。きょう第2ラウンドは悪天候が予想されるが「いいイメージを湧かして明日に向けて頑張りたいです」と意気込んだ。