張本美和、超多忙な高校生活も笑顔「普段から遊んだことはないので…」 兄・智和と挑むパリ五輪

会見に臨む張本美和（左から3人目）ら（撮影・西海健太郎）

　パリ五輪に臨む卓球の男女日本代表が12日、都内で練習を公開した。

　女子の団体戦メンバーに名を連ねるチーム最年少の16歳、張本美和（木下グループ）は男子選手を相手に打ち込んだ。練習後に取材に応じ「いよいよ五輪だなと。でも焦りとかはなく、しっかりと1日1日を大切に過ごせている」と現状を口にした。

　この数年間で飛躍的な成長を遂げ、パリへの切符を手にした。今春には通信制の星槎国際高横浜に入学。オンラインで授業を受け、時間があるときは通学する。ただ、4月から現在までは海外ツアーなどで多忙を極め「中学校の時より高校になってからの方が、スケジュールが詰め詰め」と苦笑いを浮かべる。

　とはいえ、ハードな日々を送りながらも、明るい表情には充実感が漂う。

　「特にきついことはないし、普段から遊んだことはないので（笑い）。遊ばないからリフレッシュがないとか感じない。（今は）より五輪に向けて卓球に打ち込むことができて、いいなと感じている」

　04年アテネ五輪の福原愛、16年リオ五輪の伊藤と並び、高校1年で臨む夢舞台。公開練習後の会見では「自分らしく元気いっぱいに、何があっても最後まで諦めずに戦いたい」と抱負を語った。