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【高校野球】村上桜ケ丘の2年生右腕・渡辺が無安打無得点試合達成 公式戦初先発で快挙

スポニチアネックス / 2024年7月12日 15時15分

ノーノーを達成し、チームメートとタッチを交わす村上桜ケ丘の渡辺(左)

 全国高校野球選手権新潟大会の2回戦で、村上桜ケ丘の渡辺勇陽投手(2年)が無安打無得点試合を達成した。許した走者は2四球、2死球による4人だけ。3回に3四死球で2死満塁のピンチを背負ったが、最後を左邪飛。最終回2死からは「一番、自信のある真っすぐ」で左飛に打ち取り記録をつくった。

 高く上がった左飛の行方を見届けた渡辺がガッツポーズをつくり、笑顔で整列に加わった。「(記録は)6回が終わったあたりから知っていた。でもプレッシャーはありませんでした。とにかく素直に嬉しかった」。これまでの公式戦では中継ぎが多く、この日が初先発。3日前に松田忍監督に「投げたい」と直訴した。指揮官も「(投手陣の中で)今のところ一番、調子が良かった。あとには3年生も控えているから」と送り出したが、終わってみれば「夢じゃないか」と驚く快挙を達成。「1本出たら(交代)と思っていたが。代えられなかった。実は朝方、きょうはウチの投手が何かやるんじゃないかと、何となく思っていた」。新発田農時代を含め、指導歴が長い松田監督も「ノーヒットノーランはないね。よく耐え切った」。2年生右腕に視線を送った。

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