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天心ボクシング4戦目の相手 ロドリゲスが壮絶過去告白 義父のトレーナーに恩返しの白星誓う

スポニチアネックス / 2024年7月12日 17時15分

公開練習前に撮影に応じるジョナサン・ロドリゲス(右)とインディオ・ロドリゲス・トレーナー

 ◇プロボクシング54.4キロ契約ノンタイトル戦 那須川天心(帝拳)<10回戦>ジョナサン・ロドリゲス(米国)(2024年7月20日 東京・両国国技館)

 WBA世界バンタム級7位の那須川天心(25=帝拳、3勝1KO)と対戦するWBA世界同級4位ジョナサン・ロドリゲス(25=米国、17勝7KO2敗1分け)が12日、都内の帝拳ジムで練習を公開した。11日に来日したばかりだが、シャドーとミット打ちを2ラウンドずつ披露し状態の良さをアピール。「昨日は長旅で疲れていたが今のコンディションは通常モード。減量も全く心配はないよ」と笑みを広げた。

 再起戦となる那須川戦へ悲壮な覚悟も口にした。公開練習前には「父」と説明したインディオ・ロドリゲス・トレーナーとは血がつながっていないことを明かした。

 プエルトリコに生まれたロドリゲスは8歳で家族とともに米ニューヨークに移住。同地で2年生活したが貧しい家庭環境の中で学校にも通えず、食事もまともにできずにホームレスシェルターに宿泊したこともあったという。

 またアルコール依存症だった実父には「虐待されたこともあった」と告白。12歳となった時期に米ペンシルベニア州に移住し、ボクシングジムに入門。そこでインディオ・トレーナーと出会った。

 「貧しい生活も変わらず、食事をするのも大変で友達にご飯を分けもらっていた」。多くのトラブルを抱えていた時期に手を差し伸べたのが同トレーナーだった。ジムで涙を流していた姿を見て、ロドリゲスの兄や母と話し、実の父から親権を受けた同トレーナーと共に生活を始めた。

 以降、生活が安定したロドリゲスは「彼に恩返しをするため、18歳の時に彼の名字をもらった」と米国での成人年齢となった誕生日に名字を変えることで感謝の気持ちを表現した。「自分はここに勝利を挙げるためにきた。最終的に勝ってればいい」と宣言。義父のインディオ・トレーナーは沈痛な面持ちを浮かべながら「貧しい中で育ったが、謙虚でとても特別な子ども。ここまで育ってくれたことをうれしく思う」と”愛息”に感謝しながら、最大限のサポートを誓った。

 興行はプライム・ビデオで独占生配信される。

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