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【高校野球】古豪復活へ「未来の金丸」が10回完投星「番狂わせ起こす」神港橘サヨナラ発進の裏に侍先輩

スポニチアネックス / 2024年7月12日 19時24分

<神港橘・小野>逆転サヨナラ勝ちにガッツポーズの中間(中央左)ら神港橘ナイン(撮影・北條 貴史)

 ◇第106回全国高校野球 兵庫大会2回戦 神港橘3―2小野(2024年7月12日 明石トーカロ)

 1929、30年の選抜大会で史上初の連覇を達成した古豪・神港橘は、小野をタイブレークの延長10回にサヨナラ勝利で制して3回戦に進んだ。

 先発右腕の中間裕瑛(3年)が被安打4で10回2失点完投と劇勝発進の立役者となった。

 8回まで内野安打のみの被安打1に抑える好投。1―0の9回に2安打を許して同点に追いつかれるも、タイブレークに突入した延長10回を1失点にとどめ、直後の攻撃でのサヨナラ打につなげた。

 「最初は緊張して固かったけど、緊張がほぐれてからは自分らしい投球ができました。最後はボール先行になったので、強豪相手にはその一球で後悔することになるな…とも思いました」

 同校OBで今年3月に侍ジャパン入りした関大の金丸夢斗は、卒業後も母校を訪れて後輩を指導してきた。腹圧トレーニングの方法などを伝えるなど投手力向上に貢献し、初戦の2週間前には同校グラウンドを訪れて選手を激励した。

 同校は、第一神港商、市神港時代に甲子園春夏15度の出場を誇る伝統校。1976年以来48年ぶりとなる甲子園出場へ、3回戦は優勝候補の一角とみられる神戸国際大付との一戦に臨む。「勝てば自信がつく。番狂わせを起こして甲子園に行きたいです」と意気込んだ。

 ◇中間 裕瑛(なかま・ひろあき)2006年(平18)5月16日生まれ、兵庫県神戸市出身の18歳。5歳から小部東アローズで野球を始めて捕手。鈴蘭台中では軟式野球部に所属して投手に転向した。神港橘では1年秋から背番号10でベンチ入りし、2年秋から背番号1。50メートル走6秒6。1メートル76、64キロ。右投げ右打ち。

 ▽神港橘 1907年(明40)4月に神港商業学校として兵庫県神戸市に開校。新制高校への移行により、48年(昭23)に第一神港商から神港商に変更。49年(昭24)に校名が市神港に変更され、2016年(平28)には兵庫商との合併で神港橘が開校された。硬式野球部は1924年第10回選手権大会で甲子園に初出場し、春夏通算15度出場。主なOBは吉田孝司(巨人)、山口高志(阪急)ら。

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