最下位西武6連敗で「借金30」 ルーキー武内7回3失点でプロ初黒星 楽天・浅村に一発浴びる

＜楽天・西武＞6回、中島に内野ゴロで打点を挙げられ顔をしかめる武内（撮影・篠原岳夫）

　◇パ・リーグ　西武 2―3 楽天（2024年7月12日　楽天モバイル）

　西武は楽天に2―3で敗れて6連敗。24勝54敗で”借金”はついに30に達した。開幕から5連勝中だったルーキー左腕の武内が7回6安打3失点でプロ初黒星。担当スカウトの十亀剣（12年）以来となる新人の開幕6連勝はならなかった。

　武内は同じ「背番号21左腕」の楽天・早川と投げ合った。チェンジアップとツーシームがさえて凡打の山を築き、5回まではわずか1安打。3回は先頭の小深田に中前へ初安打を許したが、2死二塁から三盗を試みた小深田がリクエストの末にアウトとなった。

　しかし、6回につかまった。小深田の一塁へのセーフティーバント、村林の遊撃内野安打の1死二、三塁から、小郷に一、二塁間をゴロで破られる右前適時打。さらに大学時代からのライバル・中島の二ゴロの間に村林が生還し、2点を失った。

　早川に抑えられていた打線は直後の7回表に追いついた。今月にソフトバンクからトレードで加入した野村大が、無死二、三塁から中前へ2者を還す同点適時打。だが、その裏に武内が先頭打者の浅村にチェンジアップを左翼席へ打ち込まれて勝ち越され、2―3の8回からマウンドを2番手・松本に譲った。