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張本美和 「おにぎり」で兄・智和をサポート 卓球界初のきょうだいメダルへ共闘

スポニチアネックス / 2024年7月13日 4時32分

<卓球 日本代表 会見>「兄妹で臨む五輪にそれぞれどういう思いか?」といった内容の質問に答えた張本美(前列左)と張本智(後列右)(撮影・西海健太郎)

 卓球のパリ五輪代表が12日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで直前合宿を報道陣に公開した。3種目に出場する女子の早田ひな(24=日本生命)は混合ダブルスから始まる戦いへと意欲満々。3つの金メダルを目指す自身初の大舞台に向け、エースとしての覚悟を示した。卓球界で初めて兄妹で出場する張本智和(21=智和企画)と張本美和(16=木下グループ)は共闘を誓った。

 卓球界初のきょうだいでの五輪出場となる張本兄妹はそろってメダル獲得を目指す。兄・智和はシングルスと団体、混合ダブルスの3種目にエントリー。21年東京五輪では重圧にも苦しみシングルスで16強止まりだっただけに「プレッシャーにとらわれず、いつも通りに試合をしたい。もちろん3つのメダルを目標に掲げている」と言い切った。

 妹・美和は初の五輪。04年アテネ五輪の福原愛、16年リオ五輪の伊藤に続く高校1年での出場になる。代表内定直後は過緊張状態に陥り、兄に相談。「東京五輪の時はどんな気持ちだった?」と聞き「いつも通りだったよ」と返されて気持ちが楽になったという。

 智和は「今回は妹の試合には観衆として応援する立場。ドキドキしているけど、まずは自分の試合に集中したい」と強調。美和は「お兄ちゃんが試合をする時は、おにぎりをつくってサポートするとかしたい。一緒にメダルを獲れたら」と共闘を誓った。 (木本 新也)

《戸上「調整順調」 篠塚「焦りなし」》

 ○…男子で五輪初出場の戸上は「順調に調整できている」と手応えを強調した。直近の世界ツアーに出ず、練習を優先。シングルスと日本の3大会連続表彰台が懸かる団体へ向け「自分の良さは誰に対しても真っ向勝負できる気持ちの強さ。メダルを(首に)かけた姿をみんなに見てもらいたい」と決意を込めた。団体のダブルスで戸上と組む篠塚は「自分で決めるプレーも増えてきて調子も上がってきた。今は焦りもない。やれることをやっていきたい」と視線を上げた。

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