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中日・高橋宏、本拠で仁王立ち8回零封!「リード守り抜く思いで」連敗中の竜の苦境救う11K快投劇

スポニチアネックス / 2024年7月13日 5時47分

<中・神>8回、満塁のピンチで中野を一ゴロに仕留め、ガッツポーズする高橋宏(撮影・椎名 航)

 ◇セ・リーグ 中日3-0阪神(2024年7月12日 バンテリンD)

 立浪竜の苦境を救う快投劇だった。中日・高橋宏が8回3安打無失点、今季最多タイ11三振を奪い6勝目を挙げ、チームの連敗を3で止めた。

 「先制してもらったので、2点は仕方ないくらいの気持ちで、でも、1点もやらない気持ちでリードを守り抜く思いで投げました」

 危機を背負ってギアを上げた。4回先頭・近本に四球、続く中野に二塁内野安打されるなど1死二、三塁で大山と対峙(たいじ)した場面。この日最速157キロ直球を2球投げ込むなどし最後は、シュート軌道で沈む146キロスプリットで空振り三振。続く佐藤輝にも同じ軌道の“宝刀”で空振り三振に仕留め、右拳を握りしめた。

 「狙った三振が2つ取れた。あそこで前に飛ばされると何か起きるので。犠飛とか。一番三振がほしいポイントで取れた」。150キロ超の直球とスプリットのコンビネーションを軸に3回まで無安打投球。5回は野口、梅野と2者連続3球三振など7球斬りだった。

 前回5日の広島戦では100球未満の完封勝利「マダックス」を99球で達成。これで6月28日のDeNA戦の6回から18イニング連続無失点。規定投球回未到達ながら11試合78回を投げ防御率0・58は驚異的。歴代最高は1リーグ時代の1943年に藤本英雄(巨人)が記録した0・73で、偉業達成へ期待は高まる。

 自身通算5試合目で阪神戦初勝利も飾り、「僕の中で苦手意識はなかった。初勝利できたのは良かったですし、もっともっと勝てるように」。背番号19がすさまじい存在感を放っている。(湯澤 涼)

 ○…高橋宏(中)は規定投球回に5イニング不足の78イニングながら防御率は0・58まで良化した。シーズン防御率1点未満の投手は、過去9人で11度。2リーグ制となった50年以降では70年村山実(神=0・98)しかいないが、どこまで0点台をキープするか。現在、規定到達投手でセ・リーグトップの大瀬良(広)も0点台の0・94。なお70年以降で村山の0・98に次ぐのは、昨年の山本由伸(オ)の1・21、田中将(楽)の11年の1・272、13年の1・273と続く。

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