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阪神“魔の金曜日” 曜日別で最低勝率…村上でもダメ 細川に痛恨被弾「球が高かった。自分のミス」

スポニチアネックス / 2024年7月13日 5時17分

<中・神>4回、細川の投直を捕り、その場に倒れ込む村上(撮影・椎名 航)

 ◇セ・リーグ 阪神0-3中日(2024年7月12日 バンテリンD)

 エアポケットにハマった。その穴は序盤にあった。0―0で迎えた2回。阪神先発の村上は、先頭の4番・福永に右翼線二塁打を許すと、続く高橋周に内角へのカットボールをはじき返され右翼線への先制適時二塁打を献上した。なおも二塁でフルカウントから、空振りを狙った変化球を細川にうまく拾われた。加速していく打球が左翼席中段に着弾すると、唇をかんだ。

 「まだ1点だったらわからなかった。ホームランの場面は球が高かった。しっかり投げきれなかった自分のミス」

 阪神投手陣が今季、バンテリンドームで初めて許した本塁打。加えて、村上自身が1イニングに3本の長打を浴びるのも初めてで、2つの不名誉な“初”が重なった。試合前時点でチームは曜日別では金曜日が14試合で5勝8敗1分、勝率・385と最低。昨季は7戦4勝と無敗だった“金曜日の男”村上を今季初めて投入しても勝てなかった。

 「3連打で3点は防がないといけない。先頭を(アウトに)取れていれば、ああいう結果にはならなかった」

 相手先発は試合前時点で防御率0・64の高橋宏だった。3度目の対戦を前に「先制点をやらないことを意識して粘りたい」と期して上がったマウンドだったが2回の3失点が重くのしかかった。2回以外は、直球を軸に内外角を丁寧に突く本来の投球を展開していただけに、1イニングだけ訪れた“暗雲”。「防ぎようのない3点やったなあ。エアポケットみたいな、なあ」。そう岡田監督も嘆くしかなかった。

 「(高橋宏は)凄い投手と感じた。自分も0(点)でいけていれば、違う結果になったかもしれない…」。試合後には反省の言葉が並んだ。それでも6連戦の初戦で7回まで投げ4安打3失点。スターターとして救援陣への負担を最小限に減らした。昨季のMVP右腕に、下を向いている時間はない。(松本 航亮)

 ≪14戦中10戦で先制を許す≫

 ○…村上(神)が7回3失点で6敗目。昨季は先発した21試合で相手に先制点を許したのは5試合しかなかったが、今季は14試合中10試合(うち初回が5試合)で先制点を与えている。また、村上が先発した試合で打線が5回までに挙げた援護点はわずか9点しかなく、白星から遠ざかる原因となっている。

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