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楽天・浅村 今季78戦目ついに出た初V打! 西武・武内にプロ初黒星つける7号ソロ

スポニチアネックス / 2024年7月13日 5時32分

<楽・西>7回、浅村が左越えにソロを放つ(撮影・篠原岳夫)

 ◇パ・リーグ 楽天3-2西武(2024年7月12日 楽天モバイル)

 誰もが待ち望んだ一発で、破竹の連勝を続けていた新人左腕を沈めた。2-2に追いつかれた直後の7回先頭。楽天・浅村が武内の125キロのチェンジアップを、左翼席に運んだ。値千金の7号ソロは、78試合目で初の決勝打だった。

 6月21日以来21日ぶりの一発。ベンチに戻ると、好投を続けた早川と熱くハイタッチを交わした。お立ち台に並んで立ち「2点取って、すぐ追いつかれたんで“何してんねん”と思ってたんですけど、なんとか勝ててよかった」と後輩左腕をいじって笑いを誘った。

 昨季は26本塁打を放ってタイトルを獲得したが、今季は開幕から不振を極めた。創設20周年で初優勝した交流戦期間中には、スタメンを外れる屈辱も味わった。「チームメートが頼もしく映っていましたし、自分がもうちょっと頑張ればもっと強くなるチームだと思った」と逆襲を誓っていた。

 気温の上昇とともに復調する。昨年7月に打率.395、9本塁打、24打点で月間MVPを受賞した。5度目の受賞だったが、全てが7月以降の「夏男」だ。今季はまだ打率.240も、7月は打率.320をマークし「いい角度で打てた。ここ最近ずっと良くなってきている」と手応え。今江監督も「なかなか連打で点を取ることができないピッチャーなので、追いつかれた後のホームランは非常に大きかった」と称えた。

 古巣・西武のドラフト1位左腕に初黒星をつけ、3位・オリックスと0.5ゲーム差の4位に浮上。「いいきっかけにして、どんどん調子を上げていきたい」。浅村のバットとともに上昇気流に乗る。(花里 雄太)

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