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我孫子二階堂の二刀流・神谷 2安打2打点も無念のサヨナラ負け 二松学舎大付を退学…2年生で最後の夏

スポニチアネックス / 2024年7月13日 5時2分

<千葉敬愛・我孫子二階堂>千葉敬愛にサヨナラ負けし、涙する我孫子二階堂・神谷(撮影・宮澤 颯人)

 ◇第106回全国高校野球選手権千葉大会2回戦 我孫子二階堂4-5千葉敬愛(2024年7月12日 第一カッター)

 プロ注目の二刀流の夏はあっけなく終わった…。我孫子二階堂は千葉敬愛に逆転サヨナラ負け。投げては最速148キロ、打っては高校通算38本塁打を誇る神谷虎之介は、2年生ながら最後の夏となったが「楽しかったです。このチームで良かった」と感慨を込めた。

 「2番・中堅」で出場。打者としては「気持ち良かった」と初回の先制2ランを含む2安打2打点を記録したが、3回2死から救援登板した投手としては9回にサヨナラ打を浴びるなど5失点。「自分が力尽きた。まだまだ未熟だと思いました」と声を落とした。

 二松学舎大付では1年生から5番を任されるなど活躍も、重圧に耐えられず秋に退学。野球もやめるつもりだったが、引き止めたのが幼なじみの鎌田粋匠(3年)だった。諦めずに何度も誘った鎌田に対し「必要とされている」と感じ、我孫子二階堂への入学を決意。鎌田の1学年下となったが、絆は強い。

 目標はプロ入り。来年は在学しながらクラブチームなどへの練習参加を検討し「野球は続ける」と力強く未来を見据える。遠回りしても努力は必ず実る。(宮澤 颯人)

 ◇神谷 虎之介(かみや・とらのすけ)2006年(平18)10月7日生まれ、千葉県柏市出身の17歳。幼稚園年長から野球を始め、大津ケ丘中では柏シニアに所属。二松学舎大付(東東京)では1年春の関東大会からベンチ入りを果たすも、同11月に退部し学校も退学。翌年に我孫子二階堂に入学。50メートル走6秒1。遠投100メートル。愛称は「トラ」。1メートル80、84キロ。右投げ右打ち。

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