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巨人・若林 史上初の同一シーズン両リーグでサヨナラ打! 6連勝で2年ぶりの貯金6

スポニチアネックス / 2024年7月13日 5時32分

<巨・D>9回、若林はサヨナラ打を放つ(撮影・西川 祐介)

 ◇セ・リーグ 巨人3-2DeNA(2024年7月12日 東京D)

 首位は渡さん。巨人は12日、首位攻防のDeNA戦に3―2で今季5度目のサヨナラ勝ち。同点の9回1死三塁から、若林楽人外野手(26)が左前適時打を放ち勝負を決めた。西武時代の5月1日の日本ハム戦に続き、史上初の同一シーズン両リーグサヨナラ打。今季2度目の6連勝で22年以来2年ぶりの貯金6とし、2位と1ゲーム差に広げた。

 これほどうれしい、びしょ濡れはない。歓喜のウオーターシャワーの真ん中で、若林の笑顔がはじけた。2―2の9回1死三塁から、三遊間を破るサヨナラ打。史上初の同一シーズン両リーグサヨナラ打だった。

 「本当にうれしいです。ファームでも対戦していたピッチャーだったので、ある程度イメージはできていた。冷静に自分のやるべきことをやれた」

 しびれる場面。若林は迷いなく、京山の初球のスプリットをフルスイングした。6月24日に西武からトレード移籍。西武時代の5月1日に日本ハム戦で2ランを放って以来、今季2本目のサヨナラ打。1本目も初球のスライダーで、いずれも初球攻撃の劇打だった。今季、投球数別ではトップの初球打率・429。積極性が売りだが、さらに土壇場で果敢に初球攻撃ができるのは、割り切りや肝の据わった性格があってこそ。阿部監督が「ポテンシャルも素晴らしい。独特の世界を持っている。なんかやってくれる期待感を持っている選手」と評していた期待に見事に応えた。

 お膳立てしてくれた先輩の姿に奮い立った。不振での2軍調整から、この日1軍復帰した坂本とは初対面。直前の無死二塁では追い込まれた後、粘って進塁打の二ゴロを放った。「凄いなあと。自分はできるかなと。投手に対するアプローチ、勝ちに対する打撃が凄く勉強になる」と感激。その坂本からは「ナイスバッティング」とハグで称えられた。

 名前は「楽人(がくと)」。父は北海道白老町の浄土真宗「真証寺(しんしょうじ)」の僧侶で、名前の由来は、雅楽奏者の指揮を執る中心的存在という意味だ。巨人のユニホームに袖を通して約2週間だが「“がくと”とか“がっくん”“わか”って呼ばれます」と溶け込みつつある。

 2位だったDeNAとの首位攻防戦で、今季5度目のサヨナラ勝ち。2度目の6連勝で、貯金は22年以来2年ぶりの6とした。定刻よりも早めに行動する「ジャイアンツタイム」には驚いたという若林。「自分はギリギリに来ちゃうタイプだったんで、(逆に)しっかり準備できている」。西武から巨人に変わっても、ガクト様の勝負強さは変わらない。(青森 正宣)

 ≪セ最多タイ5度目のサヨナラ勝ち≫巨人が今季5度目のサヨナラ勝ち。今季12球団のサヨナラ勝利数を見ると、ソフトバンクの6度が最多だが、セでは阪神に並ぶ最多回数になった。3日の中日戦からは今季最多タイの6連勝。7連勝まで伸ばすと21年6月の8連勝以来となる。

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