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【高校野球】群馬初偉業「10連続三振」 健大高崎3番目の怪物が達成 下重賢慎「樹立できて良かった」

スポニチアネックス / 2024年7月13日 11時0分

10連続三振を奪った下重(撮影・柳内 遼平)

 ◇群馬大会2回戦 健大高崎18―1藤岡北(2024年7月13日 上毛新聞敷島)

 今春の選抜で日本一となった健大高崎が18―1の5回コールド勝ちで発進した。

 

 先発した2年生の最速141キロ左腕・下重賢慎投手(2年)は4回1安打1失点。初回から4回先頭まで10連続三振を奪った。これまでの群馬記録は9連続で長い歴史を上回る快挙となった。

 成長著しい左腕はこの試合で140キロを計測。スライダー、カットボール、ツーシームのコンビネーションが光った。「やっぱり3年生メンバーへの思いがあった。出ていない人のためにも1点も取られたくなかった。10連続三振という記録を樹立できてよかった」と充実の表情だった。

 日本一となった今春の選抜では左腕・佐藤龍月、右腕・石垣元気の「スーパー2年生コンビ」が決勝までの全試合を投げきり、悲願の初優勝を果たした。選抜ではアルプス席で同学年の2人の勇姿を見守っていた下重は「自分も負けていなられない。自分もあの甲子園の舞台に立ちたい」と強く誓っていた。

 春季大会で結果を残し、青柳監督は「春の収穫は下重の成長」と語るほど信頼度は上昇。同じ北海道出身の石垣から体重移動のコツを授かり、球速は昨秋の135キロから141キロまでアップ。この夏の大会では背番号18をつかんだ。

 「これからもっと強い相手になってくる。メンバー外の人たちに感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張りたい」と下重。佐藤、石垣に続き、3番目の怪物候補が出現した健大高崎。春夏連覇へ視界良好だ。

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