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巨人・大城卓三 芸術的ホームインに自ら「一生懸命スライディング」と命名「とりあえず爆走したっす」

スポニチアネックス / 2024年7月13日 18時13分

<巨・D>6回、門脇の3点適時二塁打で本塁に生還する大城卓(右)(撮影・木村 揚輔)

 ◇セ・リーグ 巨人6―1DeNA(2024年7月13日 東京D)

 巨人の大城卓三捕手(31)が13日のDeNA戦(東京D)で「5番・一塁」に入って先発出場。6回の走塁で見せた芸術的なスライディングについて「“一生懸命スライディング”です」と笑顔で自ら命名した。

 2―1で迎えた6回だった。大城卓は無死一、三塁で入った第3打席で四球を選んで満塁とチャンスを広げた。

 岸田、若林が倒れて無死満塁が2死満塁となったが、ここで門脇が右翼フェンスを直撃する大きな当たりを放った。

 三走・ヘルナンデス、二走・岡本和に続いて一走・大城卓も一気にホームイン。

 大城卓の本塁生還に関してはDeNAの三浦大輔監督(50)からリクエストが出て審判団によるリプレー検証に入ったが、判定は覆らず、門脇は走者一掃の3点適時適時二塁打となった。

 お世辞にも俊足とは言えない大城卓だが、この場面では一塁から激走。本塁へ一度は足からスライディングしたものの、寸前で体をひねってうつ伏せになりながら右手を差し入れる芸術的なホームインでチームにとって大きな5点目をもぎ取っていた。

 試合後、このシーンについて聞かれた阿部監督は「大きかったですね。ナイスバッティングだったし」と門脇の一打をほめたあとで「大城がなんか新しいスライディングを見せたので」とニヤリ。「誰か名前を考えてもらいたいですね」とネーミングを募集して笑いを誘った。

 報道陣から阿部監督のコメントを伝え聞いた大城卓は「“一生懸命スライディング”です」と笑顔で自ら命名。

 「とりあえず爆走したっす。勝手にああいう形になりました。とっさに。アウトかなと思ったんですけど、セーフになって自分が一番うれしかった。ほんとに、セーフになって良かったです」と声を弾ませていた。

 巨人は大城卓の芸術的ホームインもあり、DeNAに快勝して7連勝。貯金7として単独首位をキープした。7連勝は2021年6月に8連勝して以来3年ぶりで、貯金7は2022年6月10日以来764日ぶり。いずれも阿部体制初となっている。

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