OSKトップスター楊琳 退団公演が南座でも開幕「心を込めて、全力でお届けしますので…」

ステージのラスト、恒例の「桜咲く国」で盛り上がるOSK日本歌劇団のメンバー。翼和希（前列左）、トップスター楊琳（同5人目）ら（C）松竹

　8月で退団するOSK日本歌劇団トップスター楊琳（やん・りん）、娘役トップスター舞美りら（まいみ・りら）の退団公演「レビューin　Kyoto　BAILA　BAILA　BAILA南座バージョン」が13日、京都南座で開幕した。

　京都らしく、十二単（ひとえ）の娘役に安倍晴明にふんした楊が歌い踊るシーンで幕を開けたステージはノンストップで85分、ダンスのOSKらしい構成で満員の客席を魅了した。

　途中には劇団出身の笠置シヅ子さんをモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」（23年度後半）で描かれた場面の再現や、「東京ブギウギ」や「ジャングル・ブギー」で大盛り上がり。ラストは恒例の「桜咲く国」で締めくくった。

　楊はいつまでも鳴りやまない拍手に「温かい拍手をありがとうございます」と感謝。「心を込めて、全力でお届けしますので何回もお運びください」などと笑顔であいさつした。公演は21日まで。