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大瀬良、さすがの6回無失点! 救援陣も含めた投手陣踏ん張りが石原のサヨナラ弾を呼んだ

スポニチアネックス / 2024年7月14日 5時3分

大野豊氏

 ◇セ・リーグ 広島1ー0ヤクルト(2024年7月13日 マツダ)

 【大野豊 視点】大瀬良は、さすが防御率0点台の投球だった。3回までに3四球を与え、かつフルカウントも多くて球数がかさんだものの、被安打は宮本の2本だけ。ピンチらしいピンチもなく、6回までしっかりゲームをつくった。

 その後を継いだ救援陣も、ほぼ完璧だった。7回からの5イニングで許した出塁は、1安打と失策のわずか2度。彼ら投手陣の踏ん張りが石原のサヨナラ弾を呼んだと言っていい。まさに守り勝つ野球。引き分け寸前でつかんだこの1勝は大きい。

 一方の打線は、好機を再三つくりながら1本が出ず13残塁。流れから言えば勝たなければいけない試合だ。引き分けていたらダメージが残ったろう。前日の秋山といい、石原といい、ひと振りで勝負を決めた。本塁打の力はやはり大きい。

 得点力をいかに上げるか…は、今季ずっと横たわる課題だ。疲労のたまる夏場を迎え、投手陣の好調さに陰りが生じる懸念は否定できない。そうした状況に陥る前に個々が奮起して状態を上げ、つながる状況をつくってもらいたいと切に願う。 (スポニチ本紙評論家)

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