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金足農・吉田大輝 公式戦初完封!“兄譲り”フォーム、赤いグラブに、白のマウスピースで「成長」

スポニチアネックス / 2024年7月14日 5時3分

<大館桂桜・金足農>先発した金足農・吉田(撮影・村井 樹)

 ◇第106回全国高校野球選手権秋田大会3回戦 金足農4-0大館桂桜(2024年7月13日 さきがけ八橋)

 あの夏と同じだ。赤いグラブに、白のマウスピース。18年夏に旋風を起こした紫のユニホームで、また一歩、大好きな兄に近づいた。金足農の最速145キロ右腕・吉田大輝(2年)が、公式戦初完封。オリックスの兄・輝星がエースで甲子園準優勝した18年以来、6年ぶりのベスト8進出を決めた。

 「疲労が残っていたので打たせて取る投球を意識した」

 延長10回、124球を投げ2失点完投したノースアジア大明桜戦から中2日での登板。直球と得意のスライダーを丁寧に低めに集め、初回はたった4球で3者凡退。初戦の11奪三振から6三振とスタイルを変え、104球で9回を投げ切った。6回は高く弾んだ打球をジャンプして捕球した際に、転倒したがすぐに立ち上がってアウト。高い運動能力も見せ「ヤバいと思ったが、うまく受け身が取れました」と照れ笑いした。

 2試合連続完投を支えたのは兄からのプレゼントだ。赤いグラブは入学前に「甲子園で輝星が使っていたのと一緒にしたくて」とリクエスト。メッセージとして頂点を意味する「天下」の刺しゅう入りだった。白いマウスピースも兄の高校時代と同じ。そっくりな投球フォームとともに6年前を思わせる姿でマウンドに君臨し「完封は成長も感じますね」と胸を張った。

 強気でビッグマウスの2年生エースが見据えるのは“兄超え”の日本一。「今年は天下を獲ってNo.1と指を空に突き上げたい。そのためにまずは甲子園に出る」。夢舞台まで、あと3つだ。(村井 樹)

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