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楽天・岸 “今井の呪縛”解く球団最年長完封「この結果が欲しかった」天敵相手の連敗13でストップ

スポニチアネックス / 2024年7月14日 5時31分

<楽・西>完封勝利を挙げた岸(左)は石原と抱き合う(撮影・篠原岳夫)

 ◇パ・リーグ 楽天5-0西武(2024年7月13日 楽天モバイル)

 呪縛を解き放った。楽天・岸が自身の持つ球団最年長記録を39歳7カ月に塗り替える、被安打3、無四球の完封で3勝目。今季最多119球の熱投で、対今井の連敗を13で止め「最高。この結果が欲しかった」と笑った。

 140キロ台中盤の直球は伸び、得意のスライダーは切れた。2回から5回は4イニング連続で3者凡退。今井は5回4失点で降板した。6回を投げ終え、史上48人目の通算2500投球回も達成。終盤も球威が衰えることなく、三塁を踏ませない快投だった。

 今井とは因縁がある。岸が西武で10年間つけた背番号11。16年オフに楽天へFA移籍した直後、作新学院からドラフト1位で入団した今井が継承した。今井は昨季から背番号48に変更したが、岸の1メートル80、77キロに対し1メートル80、70キロと同じような体形。当時の球団幹部も「岸のようなタイプ」と評し、今井も「岸さん以上の選手になりたい」と語るなど背中に視線を感じていた。

 チームの今井からの前回白星は21年9月4日で責任投手は岸。その後、連敗期間中は3度も投げ負けた。かつて西武で背番号11を背負った先輩としての意地も、白球に込め快投。この日は初回にいきなり2点の援護を受け「(3回までに)4点取ってくれたので、これは負けられないという気持ちが強くなった」と感謝した。

 中16日での登板。ファームで若手と汗を流した日々を「無駄じゃなかった。あの暑さの中でやっていたのがよかった」と言う。チームは3位に浮上。「貢献するためには勝ちしかなかった。まだまだ投げます」。衰え知らずの39歳が、お立ち台でファンに約束した。(花里 雄太)

 ≪39歳7カ月で2500投球回到達は年長3位≫岸(楽)がプロ野球48人目の通算2500投球回を達成した。初登板は西武時代の07年3月30日の日本ハム戦。39歳7カ月での達成は95年佐藤義則(オ)の40歳11カ月、12年西口文也(西)の39歳9カ月に次ぐ年長3位の記録だ。また、39歳7カ月での完封は自身が昨年記録した38歳8カ月を抜く球団最年長完封になった。なお、プロ野球最年長完封は10年山本昌(中)の45歳0カ月。

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