大谷翔平 メジャー通算200号も空砲 延長10回サヨナラ負け…まさかの9回に救援陣が5失点

＜タイガース・ドジャース＞5回、メジャー通算200号となる今季29号ソロを放つドジャース・大谷（撮影・西尾　大助）

　◇インターリーグ　ドジャース9ー11タイガース（2024年7月13日　デトロイト）

　ドジャースの大谷翔平投手（30）が13日（日本時間14日）、敵地でのタイガース戦に「1番・DH」で先発出場。第3打席に日本人選手初となるメジャー通算200号を放つなど4打数2安打2打点2四球1盗塁の活躍。だが、9－4の9回に救援陣が5点を奪われて同点とされると、延長10回1死三塁からサヨナラ本塁打を浴びて9－11の大逆転負けを喫した。

　初回の第1打席にいきなり三塁打を放ち、先制のホームを踏んだ。第2打席は空振り三振に倒れたが、第3打席で待望のメモリアル弾が飛び出した。

　2－2の5回に先頭で迎えた第3打席。タイガース先発・モンテロが1ストライクから投じた2球目のチェンジアップを完璧に捉えた。打球は107.8マイル（173.5キロ）、角度24度の弾丸ライナーで右翼席に突き刺さる勝ち越しの今季29号ソロでメジャー通算200号となった。

　大谷が本塁打を放つのは6日（同7日）ブルワーズ戦の第5打席で本塁打を放って以来、6試合24打席ぶり。2018年4月3日のインディアンス戦でメジャー初本塁打を放ち、「サイレント・トリートメント」が話題を集めた一発から6年3カ月。出場794試合目で日本人選手初の大台に達した。

　第4打席以降は快音はなかったが、6回無死一、三塁で二ゴロも打点を挙げ、8回の先頭で迎えた第5打席では四球から今季23盗塁目を決めた。試合は9－4とリードを広げたものの、9回に救援陣が5点を奪われ、まさかの延長戦に突入した。

　タイブレークとなった10回1死二塁で迎えた大谷の第6打席は申告敬遠。その後、1死満塁としたがフリーマンが併殺打に倒れて痛恨の無得点。その裏に1死三塁からドジャースは左翼手不在の内野5人体制を敷いたが、無情にもウルシェラに左翼席へサヨナラ本塁打を浴びて9－11の大逆転負けを喫した。