レッドソックス・吉田正尚 3回の3得点の口火を切る右前打でチームに貢献

レッドソックス・吉田正尚

　◇ア・リーグ　レッドソックス5－0ロイヤルズ（2024年7月13日　ボストン）

　レッドソックスの吉田正尚外野手（30）が13日（日本時間14日）、本拠地でのロイヤルズ戦に「3番・DH」で先発出場。4打数1安打、1得点で打率・265とし、チームの勝利に貢献した。

　初回無死一、二塁の好機で迎えた第1打席で見逃し三振に終わった吉田だったが、1点リードで迎えた3回の第2打席で意地を見せた。1死無走者から右前に鋭い打球を運んで出塁。続く4番・ディバースが左前打で続くなどここから打線が爆発し、この回5安打を集めて3点を奪った。

　前日は完全休養日で試合を欠場した吉田だが、この日は6月11日に故障者リストから復帰して以降では初めて「3番・DH」で先発出場。復帰後は5～7番の打順を任されてきたが、直近の10試合で40打数14安打、2本塁打、11打点、打率・700と驚異的な数字をマークしていたことから、同じく好調な4番・ディバースの前へと打順変更に至った。その期待に応えるように3回は3得点の口火を切る右前打を放った。

　チームも5―0の完封勝ちで、これで7月は8勝2敗。通算では52勝42敗の貯金10まで積み上げた。打率・265まで調子を上げてきた吉田と同様にチームも右肩上がり。ア・リーグ東地区で先をひた走るオリオールズ、ヤンキースをまだまだ追い続ける。