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【高校野球】帝京、充実戦力で13年ぶり夏の聖地へコールド発進 “代役”1年生が貴重な追加点

スポニチアネックス / 2024年7月14日 13時12分

帝京・池田大和内野手(撮影・村井 樹)

 ◇第106回全国高校野球 東東京大会3回戦 帝京7―0淑徳巣鴨(2024年7月14日 神宮)

 2011年以来、13年ぶりの甲子園を目指す名門・帝京がコールド発進だ。今季の公式戦連続本塁打記録は10試合で止まったが8安打7得点。金田優哉監督も「初戦はどんな相手であっても難しい。その中、まずは勝てて良かった」と振り返った。

 チームの窮地を期待の1年が救った。主将で遊撃の西崎桔平内野手(3年)がケガのため大事をとって欠場。白羽の矢が立ったのが池田大和内野手(1年)だ。初回、先制直後の2死満塁の場面で打席に立つと「思いきり振ることだけ意識した」と言い聞かせてスイング。1ボールからの2球目を思いきり引っ張った打球は右前で弾む2点打に。貴重な追加点を加えた。今春の関東大会では安打を放てず、勝負の夏に公式戦初安打を記録し「うれしいです」と笑みを浮かべた。

 同校OBで元日本ハム・の杉谷拳士氏に憧れて帝京に進んだ池田。初めての夏は「緊張して…」と前日は夜中1時近くまで寝付けなかった。それでも結果を残し、「西崎さんのためにも戦えました」。名門復活へ――。充実した戦力で戦い抜く。

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