ソフトバンク小久保監督の青学大の恩師・河原井正雄氏が今季エスコン初観戦 教え子の采配見守る

＜日・ソ＞試合を観戦する小久保監督の青学大の恩師・河原井氏（撮影・高橋　茂夫）

　鷹指揮官の恩師が、三塁ベンチの真後ろから眼光鋭く教え子たちを見守った。ソフトバンク小久保裕紀監督の青学大時代の監督、河原井正雄氏（69）が14日、今季初めてエスコンを訪れて日本ハム―ソフトバンク戦を内野席最前列で観戦した。強烈な日差しが突き刺す中でも微動だにせず、ポロシャツ姿で腕組みし試合前練習から選手と教え子監督の動きを入念にチェックした。練習を終えて引き上げる小久保監督、同じく青学大出身の奈良原浩ヘッドコーチ、倉野信次投手コーチ兼ヘッドコーディネーターに「お～い！」と客席から下のベンチに向かって声をかけて、ぺこぺこと挨拶を受けた後に談笑を交えて笑顔で激励を続けた。

　6月7日からの横浜での3連戦、DeNAとの交流戦の際に小久保監督と奈良原ヘッドコーチと会食をした。「まあ、色々とあるけど頑張ってるよな。ロッテも強くなってきたよな。でも倉野は、もっとしっか（り）せい！」と不意に、49歳の投手コーチをいじっていた。

　小久保監督とは定期的に連絡を取り合っているという。今季81試合目で、北の大地に訪れた頼もしき援軍が真後ろに陣取る中、小久保監督は的確に采配を振るった。