ケンコバ「結構な額、どうすんねやろ？」タクシーで羽田空港に向かったはずが…とんだハプニングに遭遇

ケンドーコバヤシ

　お笑いタレントのケンドーコバヤシ（51）が、13日深夜放送の自身がパーソナリティを務めるFM　OSAKA「TENGA　Presents　Midnight　World　Cafe～TENGA茶屋～」（土曜深夜1・30）に出演。タクシーでとんでもないハプニングに巻き込まれたことを明かした。

　前週の番組に「大遅刻」したというケンコバは「皆さん、すみませんでした」と謝罪からはじめ、「ある事件に巻き込まれまして…。これは本当にスピ体験と言っていい。スピリチュアル完全否定派のケンドーコバヤシが巻き込まれまして」と自身の身に起きたハプニングを紹介した。

　というのもこの番組のために飛行機を利用し、東京から大阪へ移動。朝、自宅から予約していたタクシーに乗り、羽田空港に向かった。ケンコバの自宅は「タクシーに乗れば、20分～25分で羽田空港に着く距離」といい、初老の運転手が運転するタクシーに乗り込んだ。

　乗った後に「うとうとして」と居眠りしていたところ「お休みの所、申し訳ないです。小林様」と運転手から優しく声をかけられたという。

　さらに、運転手が続けて「私、今アクアラインを通っておりまして…」と川崎から千葉に向かう道路に進んでいると言い始め、ケンコバは「あれ？え？千葉に向かってるんですか？」と問いただすと、運転手に「間もなく、このまま行けば海ほたる向かって千葉の方に…」と説明された。

　予約を確認したところ、間違いなく「羽田空港」と行き先を指定していたことから「ちょっと待ってください！羽田空港で、何でアクアライン通ってるんですか？」と運転手に質問。運転手が「そうなんです。小林様。私、ぼーっとしておりまして羽田空港を通過して、そのままアクアライン飛び乗ってしまいました」とあっけらかんと答えたという。

　ケンコバは「これ、えらいことですよ。運転手さん。何でそんなことなってるんですか？」と再度質問したものの運転手から「先ほども申しましたようにぼーっとしておりまして…」と同じ回答が返ってきたとし、大慌てでマネジャーに連絡。飛行機のキャンセルなど手続きをした。

　そして、「海ほたるまで行ったら、えらいことなるぞ」とヒヤヒヤしていたところ「ギリギリ、本線乗る直前で“運転手さん、そこ行けるんちゃいます？”って言って」となんとか羽田空港に戻れそうな道を発見。「行けそうですね？行きますか？」と運転手に尋ねられ「行きますよ、そりゃ」と思わず答えたとし「感情が緩やかな人」と運転手のマイペースぶりにおどろかされたと笑った。

　結果的に乗る予定だった飛行機の1時間後の次便に変更するだけで済んだそうで、羽田空港まで再度、向かっていたところ運転手から「こういう時にこういう事を言うのも何なんですけど、いつもテレビで応援してます」と伝えられ「俺もね“ありがとうございます”って言ったらええのに“あのね、運転手さん、こういう時にそういうの言わないでください”って」と返してしまったという。

　その後も「こういう時にこういうこと言うのも何ですけど、“やりすぎ都市伝説”にずっと出られてないですよね？小林さんが楽しみで見てたんですけどね」と言われ、「こういう時にそういうこと言わんといてください！」とまたしても返事してしまったと笑った。

　羽田空港に無事、到着し「結構な額、どうすんねやろ？」と思っていたところ運転手から「お支払いの方法どうしますか？」と言われ「クレジットカードで払った。まぁ仕方ない」と遠回りした分の金額も支払ったというケンコバ。ただ、運転手から「小林さん、これ、気持ちだけもらっといてください。1万円あるんで。会社うんぬんじゃなく、私の気持ちなんで」と千円札を複数枚、渡されたそうで「受け取ったら俺もね」とケンコバはやんわり拒否していたものの「いや、もらってください」と押し問答の末、お金を渡され、タクシーはそのまま走り去ったという。

　その後、千円札を確認したところ「数えたら9000円やった」と1枚足りなかったと明かし「壮絶。これスピ（スピリチュアル）やろ？全然焦りもしなければ、怖かった」と運転手の焦らない態度が面白かったと大笑いし「9000円引いたら、（本来の金額と）ちょうどぐらいなんかな？不思議な体験しました。皆さん、世の中にスピリチュアルは存在します。初めてのスピ体験でした」ととんでもないハプニングだったと明かした。