楽天勝率5割復帰！ 小郷が8回決勝2ランで西武に3連勝 パ相手の同一カード3連勝は今季初

＜楽天・西武＞8回、小郷が2ランを放ち今江監督が迎える（撮影・篠原岳夫）

　◇パ・リーグ　楽天 ― 西武（2024年7月14日　楽天モバイル）

　楽天は西武に4―2で勝ち、3連勝で6月24日以来の勝率5割に復帰した。今季同一カード3連勝は交流戦の阪神、巨人戦に次ぎ3度目で、パ球団相手では初。オールスターゲーム前最後のホームゲームを白星で飾った。

　2―2で迎えた8回、先頭の太田光が左前打で出塁。1番・小郷がカウント1―0からの2球目、西武の先発左腕・隅田知一郎の外角直球を叩いた右越え6号2ランで試合を決めた。

　隅田には今季3試合で2敗、昨季からは4連敗と苦手としていた。だが、4回に中島と辰己の連打などでと1死満塁とし、6番・フランコの左犠飛で先制。5回は先頭打者の村林が左前打で出塁し、太田が送った1死二塁から小郷の中前適時打で2点目を挙げた。

　6連勝中だった先発左腕の藤井聖は6回途中2失点で降板。5回までは低めの制球が良く3安打無失点の好投だったが、6回1死一、三塁から野村大樹に左前適時打を浴び、マウンドを下りた。2番手の渡辺翔太は2死から山村崇嘉の右前適時打で同点に追いつかれたが、7回以降は鈴木翔天―酒居知史―則本昂大が無失点リレー。鈴木翔は連続無失点を21試合に伸ばした。