決勝2ランの楽天・小郷「満員で最高の気分で野球できた」 今江監督「頼もしい」と称賛

＜楽天・西武＞8回、小郷が2ランを放ちチームメイトに迎えられる（撮影・篠原岳夫）

　◇パ・リーグ　楽天 4―2 西武（2024年7月14日　楽天モバイル）

　楽天は西武に4―2で勝ち、3連勝で6月24日以来の勝率5割に復帰した。2―2で迎えた8回、先頭の太田光が左前打で出塁。1番・小郷が西武の先発左腕・隅田知一郎から右越えに決勝6号2ランを放り込んだ。

　小郷は5回にも適時打を放っており、2安打3打点の活躍。お立ち台では「3連戦が始まる前に、今江監督が”3連勝する”という記事を見たので、何とか今日勝って遠征へ行きたいと思っていた」とコメント。3連戦では西武の武内夏暉、今井達也、隅田の3本柱を攻略し、「よくやられていた好投手3人から勝ちを取ることができてよかったと思う」と3連勝の価値を強調した。

　3連戦の楽天モバイルパークは2万4502人、2万5640人、2万5064人と満員御礼。小郷は「平日も休日も満員で、最高の気分で野球ができました」と喜び、「今いい感じなので、もっともっと打てるように頑張ります。オールスター休みまでに貯金を増やして帰ってきたい」と抱負を語った。

　今江監督は「今日も粘り強く戦えた。（小郷は）最近勝負どころで結果出してくれているし、頼もしい選手です」とヒーローを称賛。先発の藤井聖とブルペン陣の好投が攻撃にもつながったと分析し、「オールスター前のビジター6試合に良い形で入っていける、何とか勝ち越して前半戦を終えたい」と話した。