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照ノ富士、休場明けで白星発進 名古屋場所も初日から波乱…3大関そろって土 先場所V大の里も敗れる

スポニチアネックス / 2024年7月14日 18時3分

<大相撲名古屋場所・初日>平戸海を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・井垣 忠夫)

 大相撲名古屋場所は14日、名古屋市のドルフィンズアリーナで初日の取組が行われ、休場明けの横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)は新小結の平戸海(24=境川部屋)を寄り切り下して白星スタートを切った。夏場所で史上最速優勝を果たした新関脇・大の里(24=二所ノ関部屋)は御嶽海(31=出羽海部屋)に敗れて黒星発進となった。

 照ノ富士は初顔合わせの平戸海の粘りに苦戦したが、最後は上手を取って寄り切りで勝利。先場所は昭和以降では初めて初日から横綱、大関陣が総崩れとなったが、今場所は横綱が不名誉な事態を阻止した。

 成績次第では場所後の大関昇進の可能性もある大の里は、初顔合わせの元大関・御嶽海に一気に押し出されてまさかの初日黒星。「立ち合いが全くダメでした。明日修正します」と振り返った。

 大関陣3人はそろって黒星スタート。カド番の貴景勝が東前頭筆頭の明生を相手に立ち合いで強く当たれず押し出されると、豊昇龍は先場所も敗れた熱海富士に寄り切りで苦杯。琴桜は小結の大栄翔に押し出して敗れた。

 今場所10勝すれば1場所で大関へ復帰できる関脇・霧島は高安に寄り切りで勝ち、幸先の良いスタートを切った。

 春場所で110年ぶりの新入幕優勝を果たしたものの、右足首のじん帯損傷で夏場所を全休し十両に転落した尊富士は初日から休場。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)によると今場所の途中から出場する可能性が高いという。

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