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熱海富士が夏場所に続いて大関・豊昇龍を撃破 がっぷり四つで寄り切る

スポニチアネックス / 2024年7月14日 18時13分

<大相撲名古屋場所・初日>熱海富士(左)に寄り切られた豊昇龍(手前)は土俵下で首をひねる(撮影・井垣 忠夫)

 ◇大相撲名古屋場所初日(2024年7月14日 ドルフィンズアリーナ)

 西前頭筆頭の熱海富士(21=伊勢ケ浜部屋)は大関・豊昇龍(25=立浪部屋)を寄り切り、白星発進した。5月の夏場所でも初日に対戦して上手投げで破っており、豊昇龍戦は2連勝とした。

 立ち合いすぐに右四つ、両者ともに左上手を引いた。熱海富士は豊昇龍に右下手をつかまれ、足技で揺さぶられた。これをこらえて右下手をつかみ、がっぷり四つの体勢に。そこから、じわじわと圧力を加え続けて寄り切った。

 ABEMA大相撲中継で解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「大関(豊昇龍)に右の内掛けがあると熱海富士も分かっている。怖がらずに腰を落として前に出ていったのが良かった。(内掛けを怖がり)腰を引いてしまうと大関の右下手で投げられる。熱海富士は落ち着いて、いい相撲でした」と称えた。

 一方の敗れた豊昇龍は土俵下で首をひねり、悔しげな様子を見せた。花田氏は「大関は右下手にこだわり過ぎた。(熱海富士に圧力をかけられ、後退する際に下手をつかんでいる右手の)親指をまわしに通していた。親指を(まわしに)通すと内掛けなど足技をかけやすくなる。それを熱海富士も分かって(十分に警戒して)いた」などと指摘した。

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