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幕下付け出しの日大出身・一意が“ぶっつけ”で快勝デビュー 第二の故郷・金沢市を出身地に登録

スポニチアネックス / 2024年7月14日 20時33分

大翔樹を押し出しで破る一意(撮影・井垣 忠夫)

 ◇大相撲名古屋場所初日(2024年7月14日 愛知・ドルフィンズアリーナ)

 日大出身で昨年の国体優勝など大学6冠の実績を持つ幕下最下位格付け出しの川渕一意(22=木瀬部屋)が本名の下の名「一意(かずま)」のしこ名で初土俵を踏んだ。

 デビュー戦の相手は、東三段目筆頭の大翔樹(27=追手風部屋)。立ち合い左へ動かれたが慌てず、195キロの巨体を生かして左差し右上手で前に出て寄り切った。初めての所作に「緊張して頭が真っ白になった」というが相撲には影響せず。プロ初白星を挙げ「落ち着いて取れました」と安どの表情を浮かべた。

 この日は久々の実戦だった。6月から部屋での生活を始め、ここまでの稽古は基礎運動や一丁押しが中心。昨年12月の全日本選手権以来「相撲は取ってない」と7カ月ぶりの“ぶっつけ本番”でデビュー場所に臨んだ。

 生まれは大阪だが、場内アナウンスでは「石川県金沢市出身」と紹介された。犀生中、金沢学院高(現・金沢学院大附属高)と中高6年間を過ごした地を出身地に登録。「震災もあったので、そういう思いも背負って頑張ります」。元日の能登半島地震発生時は金沢から大阪へ帰る電車内だったという。“第二の故郷”への強い思いを胸に、力士人生をスタートさせた。

 ◇一意 虎風(かずま・とらかぜ)本名=川渕一意(かわぶち・かずま)。2001年(平13)11月12日生まれの22歳。大阪市で生まれ、東大阪相撲道場で幼少期から相撲を始める。小4で全日本小学生優勝大会優勝。石川・犀生中に相撲留学し、3年時に全国都道府県中学生大会団体戦優勝。金沢学院高(現・金沢学院大附属高)2年時に全国高校選抜大会優勝。3年時に全日本個人体重別(ジュニアの部)100キロ以上級優勝、全国高校選抜十和田大会優勝、全国高校選抜宇佐大会優勝、世界ジュニア選手権重量級優勝。日大1年時に全国学生体重別135キロ以上級3位、全日本選手権3位、東日本新人選手権2位。2年時に全国学生体重別135キロ以上級3位、全国学生選抜大会3位。4年時に全国大学選抜宇佐大会優勝、全国選抜大学社会人対抗九州大会準優勝、東日本学生選手権優勝、東日本学生体重別135キロ以上級優勝、全国学生体重別135キロ以上級優勝、全国選抜大学実業団刈谷大会優勝、国体優勝。身長1メートル84、体重195キロ。1歳上の兄・一誠(かずと)は錣山部屋の三段目・川渕。3歳下の弟・一統(かずさ)はプロボクサー。

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