【セブンズ】サクラセブンズがパリへ出発 ベテラン中村知春「いかに普通に試合を迎えられるか」

パリに向けて羽田空港から出発した7人制ラグビー女子日本代表の平野優芽主将（前列左から2人目）ら

　7人制ラグビー女子日本代表が14日、今月26日に開幕するパリ五輪出場のため、羽田空港から現地へ向けて出発した。2大会連続出場で主将を務める平野優芽（ながとブルーエンジェルス）は「準備はバッチリです。初戦の米国戦が凄く大事なので、勝って勢いに乗れたら。目標はメダル獲得」と声を弾ませた。

　2大会ぶりの出場となるチーム最年長36歳の中村知春（ナナイロプリズム福岡）は「（五輪代表選出は）幸せなことです」としみじみと語った。7人制ラグビーが五輪で初採用された8年前のリオデジャネイロ五輪では主将を務めたが、「前日にどんなことを考えていたとか、記憶にない」とド緊張。結果も10位と振るわなかっただけに、「いかに普通に試合を迎えられるか」と鍵を挙げた。

　21年東京五輪では代表に選出されながら、膝のケガで大会直前にメンバーを外れた松田凜日（東京山九フェニックス）は仕切り直しの初五輪に挑む。

　「気持ちに不安があっても、パフォーマンスには影響しない」という肝っ玉の持ち主は、「チームとして（国際サーキット大会の）ワールドシリーズでも順位を上げて、手応えはある。私自身はキックオフの処理やボールキャリーで貢献したい」と活躍を誓った。