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スキマスイッチ初主催「スキマフェス」開催 2日間で4万5000人動員 大橋卓弥「夢のよう」

スポニチアネックス / 2024年7月15日 4時2分

初の主催音楽フェス「スキマフェス」を行ったスキマスイッチ (撮影・”SUGI” Yuuya Sugira)

 男性デュオ「スキマスイッチ」が13、14の両日、地元・愛知県で初の主催音楽イベント「スキマフェス」を行った。デビュー20周年の締めくくりとして念願だった主催イベントを開催。2日間で4万5000人を動員し、大橋卓弥は会場を見渡し「本当に夢のようです!」と満面の笑みを見せた。

 開演時刻の正午を迎え、ステージにフェス主催者であるスキマスイッチの2人が登場。「ずっとやりたいと思っていた主催のフェスが、デビュー20周年で開催に至りました!」と、何年にもわたる構想を経てついに実現した「スキマフェス」が開催できたことの喜びと感謝を、来場したファンに伝える。「スキマフェス、スタート!」の2人の宣言により、開幕した。

 ライブパートは「トップバッターを買って出た!」という、ゆずからスタート。スマッシュヒット曲を次々に披露し、パーカッションとダンサーを呼び込んでのアッパーチューン「タッタ」「夏色」など会場を一つにするライブパフォーマンスで、「変化しつづける音楽業界を生き抜いた仲間として、2人を讃える想いでぶっとばしてきました!」と華々しくオープニングを飾った。

 続いて「学生のときから聴いていたスキマスイッチのイベントに、呼んでいただけるとは思いませんでした」とSUPER BEAVERが登場。「名前を呼ぶよ」「小さな革命」などのヒット曲を中心に全7曲を披露。トリビュートアルバム「みんなのスキマスイッチ」に収録されたスキマスイッチの楽曲「キレイだ」も1コーラス披露し、「敬愛してるからこそ、トリのスキマスイッチまで体力残さないのが筋だと思うんで、全力で遊んでってください!」と、一番暑い時間帯の中、フェス常連のSUPER BEAVERらしいエネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げた。

 3組目は、2日間を通して唯一の女性ソロアーティストであるJUJU。「スキマスイッチの2人が私にジャズをやってほしいとのことで……頼まれると断れない性格なんですよ」と「My Favorite Things」、「It Don’t Mean A Thing」をムードたっぷりに歌い上げる。彼女自身のシングルやトリビュートアルバムにも収録されたスキマスイッチの「藍」の披露、大橋を呼び込んで名曲「明日がくるなら」の共演など、しっとりとしたライブパフォーマンスで会場を魅了した。

 続いて登場したのはポップスアーティストが多くラインナップされる中、異彩を放つ存在ともいえるマキシマム ザ ホルモン。「ロックの違和感をぶつけにやってきました!」と重厚なバンドサウンドで、唯一無二の存在感を示す。最後はステージ脇で見ていたスキマスイッチの2人も呼び込みビートに合わせてダンス、予定外のコラボで締めくくった。

 5組目はコブクロ。トークをたっぷり交えながらのスキマスイッチ2人を呼び込み、4人でゆずの「夏色」を即興で歌うサプライズも。続いてこの日限りの限定ユニット「コブクロスイッチ」で、コブクロのデビュー曲「YELL~エール~」を披露。気心の知れたチームワークで至極のコラボレーションを見せた。

 日が暮れ海風が心地よい時間帯になった頃、小田和正が登場する。野外で歌声を聞ける数少ない機会とあり、オーティエンスは食い入るようにその歌声に集中する。繊細で力強い歌声は健在で、ワンコーラスごとに自然と拍手が巻き起こる。「キラキラ」を終えたあとには、スキマスイッチの2人をステージに呼び込み「ラブ・ストーリーは突然に」を披露。スキマフェスでしか聴けない唯一無二のセッションに会場は大きな盛り上がりを見せた。

 満を持して初日のトリ、スキマスイッチが登場。「いやもう本当に夢のようです、もうあんまり喋ることもない」と感謝の気持ちがこもった充実のパフォーマンスを披露。「全力少年」「ガラナ」などのアップテンポの曲から自身を代表するバラード「奏(かなで)」まで緩急のあるセットリストで魅了する。さらに、3日前に発売されたばかりの新アルバム収録曲「クライマル」などを畳みかけた。「音楽を愛してて、情熱があって、ライブが大好きな人たちに声をかけました。これがスキマフェスです!」。大盛況のうちに1日目の公演を終えた。

 2日目のトップバッターはスキマスイッチと同郷・愛知県出身の4人組バンド、緑黄色社会。「サマータイムシンデレラ」では大橋がボーカルで参加。「みんなに喜んでもらうのが一番なんですけど、私たちも超嬉しかった!」と大盛り上がりだった。

 続いて登場したのは、東京スカパラダイスオーケストラ。オーディエンスを煽り圧巻のパフォーマスを披露した。「美しく燃える森」にスキマスイッチの2人がゲスト参加し、立て続けのコラボに会場は公演序盤から大きな熱狂を見せる。ラスト2曲の「青い春のエチュード」「Paradise Has No Border」では、緑黄色社会の長屋晴子がボーカルとして参加。インストから歌ものまで、豪華なステージを見せつけた。

 小雨が降り始める中に登場した3番手はsumika。「こんなちょうどいい天気のフェスある?晴れと雨のスキマ、さすがスキマスイッチ」と笑いを誘いつつ「ガラナ」をカバー。スキマスイッチの2人は「願い」での演奏参加にと止まらず、sumikaのメンバーに促されるように「マイリッチサマーブルース」ではタオルを回して会場を盛り上げる。

 後半戦はいきものがかりからスタート。1曲目の「ブルーバード」では、雨も上がり青空がのぞく。アッパーチューンとバラードを織り交ぜつつ、奇をてらうことなく普段通りのパフォーマンスを真摯に届ける。MCでスキマスイッチの2人へのリスペクトを語ったあとには、トリビュートアルバムにも参加しているスキマスイッチの楽曲「ボクノート」をしっとりと歌い上げた。

 続いて奥田民生が登場。今日はバンドセットでのアクトだ。ほぼMCを挟まず「さすらい」でライブ終了と思いきや、スキマスイッチを呼び込み「イージュ☆ライダー」を披露。大橋はボーカル、常田真太郎がキーボードで参加する。4人+2人による圧倒的なバンドパフォーマンスだった。

 そしてスピッツが登場。大橋がバッキングボーカルとして参加した「群青」で、久しぶりの共演を果たした。

 フェスの大トリはスキマスイッチ。今年大きな話題となったドラマ「おっさんずラブ―リターンズ―」の主題歌「Lovin’Song」から始まり、代表曲「全力少年」、新アルバムから新曲「逆転トリガー」など6曲を披露。2日間の来場者・出演者・スタッフへの感謝を伝え、最後に演奏するのは、様々な思いを抱えながら上京する心情を描いた「スカーレット」。音楽の道を志して愛知から上京した2人が、デビューから20年のキャリアを経て地元で開催に至った「スキマフェス」の余韻と、これからも続いていく2人の軌跡を予感させ、公演を結んだ。

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